パリの道路の掃除は合理的?とにかく水で流します。

文化・習慣
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パリの掃除風景

パリの道路に水があふれていることがあります。こんな風に
最初は、水道管の故障かな、と思ったのですが、これは正式なパリ市の掃除(笑)。
車道のわきにある水道の水を流して
道路の端にたまったごみを流していくのです。
じつは、この水は19世紀までパリの人々が飲んでいた水です。
当時はこの町には水道が整備されておらず、
汚物が流れ込むセーヌ川から水を汲んできて使う人も多かったそうです。

パリの水道の歴史

中世のパリ、水道が引かれていなかったところにパリ南部のランジスから水道を引いたのが

アンリ4世の王妃マリー・ド・メディシスです。

(名前から想像つく通り、メディチ家の一族です)


@eaudeparis

(パリ郊外に水道橋が残っています)

しかしこの水道は4割は王家のために

4割は水道建設に出資した貴族や修道院のために使われました。

市民の分は残る2割だけ。

一般の人は飲み水にも事欠いていたそうです。

 

1830年に、ナポレオンによりウルク川から運河が引かれました。

この運河は当時のパリへの給水量の6割を占める量を供給します。

それでもなお、パリの人が使える水の量は一日に6Lもなく

労働者が風呂に入ることはありませんでした。

 

現在の水道網は19世紀半ばにパリ大改造をしたオスマン(在任1853~1870年)さんの功績。

遠くシャンパーニュ地方や、チーズで知られるブリー地方から水を引いてきました。

ようやく市民も十分な量の良質な水が使えるようになります。

この水道網の整備のあと、豊富な水資源を象徴するかのように、いくつも噴水が設置され

海外から訪れた調査団は噴水の水のきれいさにも驚いたと伝えられています。

パリの水道事業の公営化

オスマンさんの頃からヴェオリアとスエズという2社に

水道事業を委託されていたました。

(現在ヴェオリアは日本の浜松市の下水事業なども委託されています・スエズはスエズ運河を運営していた会社)

しかし水道料金の値上げなどから市民の不満が高まり、2009年に水道事業が公営化します。

現在の運営はパリの水公社。

東京都の水道局がやっている東京水みたいに

パリの水は美味しいなどと宣伝しているのですが、

ぼくはパリの水は硬度が高いから飲んでません。(東京都が平均60mg/Llパリは280g/L)

料理用の水はブリタ・飲料水は買っています。

 


(シャワーも浄水器を付けましたが、
ちゃんとしたのを買おうかと思っています)

硬度が高いとか文句を言いますが、

4代前くらいまでは満足に水がなかったこの街で水道から水が出てくるのはありがたいこと。

そして、貴族が飲んでいた水で道路のゴミを流しているのかと思うと不思議な気持になりますね(笑)

コメント

  1. あざらし より:

    先生、写真がみえません!:)

  2. あざらし より:

    あ、みえないのは最初の3枚のみでした!

  3. だんな より:

    おくさま!いつもありがとうございます!
    再発防止に努めますm(_*_)m