世界最大のインキュベーション施設 STATION Fってどんなとこ?

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STATION F はパリにある世界一の規模のスタートアップキャンバス。

2017年6月29日、Xavier Niel氏によって創設されました。
TechCrunchフランス版編集長を務め、
Girls in Tech Paris , Girls in Tech London を立ち上げた
Roxannna Varza氏がディレクションしています。

STATION Fの建築

面積は34000平方メートル。
築1920年の駅舎ラ・アール・フレシネをリノベーションして建てられました。
改築の設計はJean-Michel Wilmotte氏。
同氏は2011年のオルセー美術館改装プロジェクトや
渋谷のBunkamura設計を手掛けたフランスの著名な建築家です。

STATION Fプロジェクトの歩み

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2013年6月ル・モンド紙が
「free創業者のXavier Niel氏がラ・アール・フレシネを7千万€で取得する予定」と報じました。

同年9月23日パリ市がSNCFから一時的に同地を買い受け
Xavier Niel氏に7000万€で売り渡しました。
Fleur Pellin中小企業・イノベーション・デジタル経済担当大臣は
この改築プロジェクトには6000万€かかるだろうと話しています。

この手続きによりラ・アール・フレシネは
公共のデジタルインキュベータープロジェクトの受け入れ施設となることが可能になりました。

2014年10月22日当時のフランス大統領フランソワ・オランド氏は
3Dプリントを用いた模型を前に
この施設によって、パリは世界のデジタルキャピタルになると発言しています。

開発は2014年から始まり

2016年、1000のスタートアップを受け入れる建築物として完成。

デジタルインキュベーターとしてのオペレーションは2017年2月から始動しています。

2017年6月29日にフランス大統領エマニュエル・マクロン、パリ市長Anne Hidalgoが参加して
オープンを祝う式典が行われました。
このプロジェクトにはXavierNiel氏が2.5億€を投じています。

STATION Fの施設

plan

STATIONFのキャンパスは3.4万㎡。
この広大な建物は主に3つのエリアから構成されています。
Create Areaはインキュベーションオフィスエリア。
Share Areaは先日のオープンドアが行われた吹き抜け空間。みんなに開かれたイベントやミーティングなどが行われる場所です。
Chill Areaには24時間営業のレストランもあります。
1000を超えるスタートアップ、26のアクセレーションプログラム、
マーケット、イベントスペース、フードコート、があり
インキュベーターエリアにはスタートアップにとって不可欠な
インベスティメントファンド、ファブラボ、3Dプリンターなど準備されています。
廃棄物のマネジメントも模範的です。
TGWグループが廃棄物マネジメントのスタートアップと一緒に
ステーションFのリサイクルに責任を持ちます。

年間の運営コストは7-800万€と推定されています。

STATION Fのパートナー

パートナー企業にはそうそうたる面々が名を連ねています。

マイクロソフトとフェイスブックは
スタートアップのための専用サービスを提供するパートナーシップ協定に加盟。

Amazonはオンサイトのメンターズオフィスをローンチ。
アショカ財団もソーシャルインパクトのためのスタートアッププログラムを開始。
LVMHグループもLuxuryTech startupsプログラムをスタートしています。

世界3大ビジネススクールであるHEC・INSEAD ・EDHECが
アクセレーターとしてプログラムを実施しており 
ほかにもNaver・ロレアル・BNPパリバなどが
インキュベーションまたはアクセレータープログラムを実施しています。

STATION Fに入居するための3種類のプログラム

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ファウンダープログラム

 1年の契約STATIONFのサービスを受けられる許可を持つサポートプログラム(195€/月)
ファイターズプログラム
 高等教育を受けていない人のための1年無料の起業家支援プログラム
フェローシッププログラム
 選ばれた企業が月に月に5回STATION Fのデスクに入れて、
 STATION Fのキャンパスイ
ベント・ネットワーキングイベントや
 屋上のジャグジーにも入れる(笑)プログラム(900€/年)。
 オンラインプラットフォームにはいつでもアクセスできます。

まとめ

Xavier Niel氏が国家を巻き込んで始めたこのプロジェクト。
この施設自体もどんどん加速していて
先月6月にはブロックチェーンスタートアップのための
アクセレータープログラムも登場しました。

週に数回、だれでも参加できる起業入門プログラムなどが開催されているので
興味があれば、ぜひ参加してみてください。