まだ破天荒フェニックスを読んでないなんて羨ましい、これからオンデーズ初体験ができるなんて

2000年代に入ってから出た本で一番感動しました。

前世紀に出た本の火怨(高橋克彦さん)以来の涙です。

(カフェで泣きそうになっっちゃって、中断しながら読みました 笑)

 

すごくざっと言うと破綻寸前のメガネ店チェーンを買って、再生して、成功していく話だけど

そんな単純なものではありません。

この本の魅力は3つ。

 

・主人公(田中修治さん)が素直で飾り気がなく、前向きに立ち向かう努力の人

・一緒に這い上がり、命を預けられる信じられる仲間

・逆境を乗り越えるジャイアントキリング

 

そう、ジャンプの「努力」「友情」「勝利」をそのまま描いたような実話ベースの小説。

この本は、ぜひ、あまり前情報を入れずに楽しんでほしい。

 

昔友達から言われた

「まだエヴァンゲリオンを見ていないなんて羨ましい、これからエヴァ初体験ができるなんて」

という言葉をそのまま贈ります。

 

「まだ破天荒フェニックスを読んでないなんて羨ましい、
これからオンデーズ初体験ができるなんて」

と、いうことで、一度改ページを挟みます。

すでに読んだ人、たぶん読まないけど中身が気になる人だけ次のページへどうぞ。

これから買う人はこちらから。

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感動ポイント:逆境を乗り越える瞬間

僕がこの本で泣きそうになったのは3回。

それぞれのポイントで読むごとに泣きそうになるので、ペースを抑えて読みました。

感情があふれそうになる読書は本当に久しぶり。

2009年7月沖縄での出店が大成功

雑貨会社を買収して失敗した後に、

沖縄の店舗で社運をかけたオープニング50%オフセールを開催した日。

 

慎重だった経理責任者の奥野さんが

「いいですよ、やってみましょう」って赤字を生みそうな提案にのってくれたのに

オープン初日、半額セールを始めたのにお客さんが来ない、という絶体絶命パターン。

 

FC先の社長がごはんに連れ出してくれて、ゆっくーり食べて帰ったら行列ができて道が渋滞!

この時期もまた、経営が綱渡りだったので嬉しかった、続く大分店での行列前での記念撮影も!

2011年3月東日本大震災のメガネ配布ボランティアでもらった感謝のおにぎり

大震災の後、メガネ屋に何かできることがないか?と生まれたアイデア、

避難所でメガネを提供するボランティアをしたときの話。

 

メガネを作ってあげたおばあさんから差し入れをいただきます。

「差し入れをいただくわけにはいきません」と断るものの、

きいてみれば、これまで避難所の掲示板が見えなかったけど

メガネをかけて見てみたら、行方不明だと思ってた家族の無事が分かったそう。

「明日になればすぐに会いに行くことができるのよ!」

 

メガネが人生を変えた日。

眼鏡をかけて見えるようになった素晴らしい世界

メガネ屋が提供する価値、世界が見えるようになる自由。

 

ファッションとして、だけではなく、

人々の生活に欠かせない「視力」を提供しているメガネ販売店のメンバーに技能研修を行うように。

海外展開一店目のシンガポールでオープン初日、閑古鳥からの大盛況

2013年7月、初の海外出店。もちろんこのときもぎりぎりの綱渡り(笑)

奥野さんには「必ず撤退ラインを決めて出店するように」と言われた状況での海外プロジェクト。

 

海外出店なんて初めての本社内は海外対応にてんやわんや、あわや内部分裂という具合。

シンガポールは家賃も高く、法律も厳しいので出店は結構大変。

現地のメガネ技術者(オプティシャン)の雇用もギリギリでスタート。

 

初日の朝はお客さんが誰も来ない。

ある一組の老夫婦が入ってきて

「とっても素敵、でも、今日の便で帰るから間に合わないわよね」って言われ

「このお店では20分でお渡しできます」と返したら

「それなら3本買っていくわ」というお客さんから始まった快進撃

 

気づけば大盛況で人手不足!

現地採用の子にメールで友達を誘ってもらって何とか対応。

 

初日の夜にシンガポールメンバーから言われた

「BOSS GIVE ME 10!!」でのハイタッチで鳥肌。

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田中修治さんが素敵


もちろん、お会いしたことはないし、オンデーズに行ったことさえありません。

次の帰国時に行こうと思ってます→行ってきました!

 

しかも、奥野さんや田中さんにTwitterでメガネを選んでもらうという無茶ぶりに

快く応えていただき嬉しかったです。 (笑)

管理→完了、ですね誤字恥ずかしい。。


でも、この本を読むと、間違いなく買いたくなる。

田中さんはすごく魅力的で飾らない・素直・そして頑固

 

20歳の時からデザイン事務所をやってらっしゃるし、このストーリーもすごいんだけど

僕らと同じように悩んでいる。

 

お世話になっている社長さんにたいする相談で

「お金を借りたい・返済を待って欲しい」

など言いたいことをなかなか言い出せない、でも何とか口にする。

 

だから僕らも勇気をもらえる

最後の方に書かれた、この二つの言葉を支えに、フランスでの再起を頑張ろうと思います。

 

「この暗闇さえ抜ければ、すべてがうまくいく、抜けた先が目指すところ」(少し意訳)

「オンデーズはもっと遠くまで行ける」

(海外出店時、オンデーズに命を預けた海山さんが言ったアフリカのことわざ

「早くいきたいなら一人で、遠くに行きたいならみんなで」からの引用)

全ての人の人生が映画になる

そして読みながらふと思ったことが

借金島流しブロガーのしゅうへいさんが話していた

「人生を映画のように切り取って見せる」という話を思い出しました。

 

誰の人生でも、映画になりうる。

今日、自転車に乗れた人は、明日自転車に乗ろうとする人にとって最高のストーリー。

 

今月、初めて1万円貯金ができた人は、来月1万円の貯金に挑戦する人のためのストーリー。

 

みんなそれぞれがストーリーを持っているんだなって思いました。

だから、今日のぼくも誰かにとって、見たかったストーリーになるかもしれません。

そう、「倒れるときは前向きに」

 

田中さんはじめオンデーズのみなさん、素晴らしいストーリーをありがとうございます。

編集をされた、佐渡島庸平さん、箕輪厚介さん、山口奈緒子さん、ありがとうございました。

そして、前世紀最も感動した本を薦めてくれたKくんもありがとう。

 

パリにきて、なんども思い出してます、ミームに乾杯

 

書評読んだあとに読みたくなっちゃった人はこちら。

読んで損なし!