今年のサロンドショコラも終了し、サロンドヴァンの季節がもうすぐ!
(サロンドショコラはショコラティエが減り、スーパーやチョコメーカーが増えて残念でした…)
パリでは年に二回行われる展示会
サロン・ド・ヴァン・デ・ヴィニュロン・アンデパンダン
/ Salon des Vins des Vignerons Indépendants
(長い…)は名前の通り、独立系ワイン生産者の展示会です。
参加ワイナリーは約1000!フランス全土から集まります。
よく知られるモエ・シャンドンやドン・ペリニョンみたいな大きな会社は出てきません。
基本的に小規模のワイナリーのみ。
ふだん、ワインを買うときにこのマークを見たことありませんか?
これがついているところは独立系ワイン生産者。
タイミングよければ、サロンドヴァンで出会えます。
パリではだいたい年に二回。(フランスの各地方で年に2回ずつ開催されています)
11月後半と3月後半、ワイナリーの仕事が落ち着いた時期の開催です。
今年は11/29(木)~12/2(日)の4日間、ポルト・ド・ヴェルサイユの展示場で行われます。
サロンドショコラはパティシエさんでなければ記念に行く程度のものと思っていますが、
このイベントは超おすすめ!
オフィシャルサイトはこちら(フランス語のみ)
サロンドヴァンアンデパンダンのいいところ
ワインが安い
めーっちゃ安いということはありませんが、街中で買う価格の1―2割引きくらい。
しかも試飲した上で買えるので、自分の求める味と値段のバランスものを見つけられます。
6本入りで買うとさらに安いので、特に気に入ったものは6本で買っても。
めっちゃ高いワインも試飲できる
売っているワインが、ほぼすべて飲み放題なので(笑)高級なワインも試飲できます。
たとえば、こちらだと左から
ヴォーヌロマネ、ニュイサンジョルジュ、ジュヴレシャンベルタン、ヴォーヌロマネの1級畑。
ヴォーヌロマネ1級畑に至っては日本で買うと1本1万円を超えます。
が、飲ませてもらえます。(あくまで試飲!)
実は入場無料
チケットを6ユーロで売っていますが
フリーペーパーのオヴニーに二人用の招待券がついてきます。
(前回・前々回はついていたのでおそらく今回も!)
フリーペーパーなので三部もらって三日間行っても無料(笑)
プリンター持ってたら人数分プリントアウトするだけで大丈夫!
1枚しか持ってなくても、ワイナリーの人が招待状を持ってるので、
明日も来るよって言えばもらえます。
気をつけてほしいところ
買い過ぎる
主に自宅用に買うので、10ユーロ前後から、お客さんが来たとき用の20ユーロくらいが中心ですが
泡白赤すべてを半年分買ってます(笑)
いろいろ試飲して買うチャンスって地方に行ったときくらいですもん。
この機会に買わなくていつ買う!と二日間で合計50本近く買うことも…
飲み過ぎる
初回は入ったところからすべて気になったところで試飲した結果、4分の1も回れませんでした(笑)
前々回はすべてのブルゴーニュを試飲しよう!と思って回った結果、最後にはフラフラです…
水を持って行ったし、腹ごしらえしていったのですがこの結果。
ウコンの力とかで備えていかないと、危険です。
買い忘れる
その時に自分が美味しいと思ったものだけを買ってしまうので
家で必要なもの、奥さま好みのワインを買い忘れることも…
前回3月は
泡:シャンパーニュ4 アルザス4
白:アルザス5 ブルゴーニュ6
赤:ブルゴーニュ5 南仏6
のようなメモを持って行きましたが、なかなか人生はうまくいかないものです。
奥さまの好きなアルザスの白をあまり買わない割に
ブルゴーニュの白を買い過ぎて、結局40本くらいの戦果だったような…
晩秋の展示会行くときは赤を多めに、春の展示会の時は白を多めに買うとちょうどいい消費量です。
うちにはワインセラーも地下室もないので、一年で飲みきる前提で買ってますが
セラーがある人とかは、もっといろいろ買うんだろうなぁ…いいなぁ。
持ち物
さて、展示会への持ち物ですが僕は毎回こんな感じ。
・バックパック
・水2本
・クレジットカード
・現金
・行き帰りの切符
・iPhone
・Ovniもしくは招待状
では、順に簡単に説明を。
買い物用カート
モノプリで買ったカートに20本くらい詰め込みます(笑)
幅が微妙に小さくて6本入りの箱が入らないのが少し残念…
※柄はもう少しおとなしいものを使ってます。
バックパック
大き目のリュックサックに10本弱入れてます(笑)
バックパックは邪魔になりがちなので、こちらにワインを詰めるのは最後の方。
基本的にはカートで乗り切るのが良いでしょう。
水2本
500mlの水を二本持って行きます。
たぶん、1日100種類くらいテイスティングするので、一杯10mlでも1000ml。
結構酔うんですよね。できるだけ水分補給。
水がなくなったら、ワイナリーの人からグラスをゆすぐついでにもらって飲みます(笑)
本職の方は口に含んで捨てるんだけど、作り手の人の前でそれをしたくないし、飲みたいし…
飲みきったら建物内の売店で買えるので追加購入もおすすめします。
クレジットカード
基本的にはクレジット決済です。
ほとんどのワイナリーがモバイルのクレジット端末を持ってきています。
VISA・MASTERのみだと思っておきましょう。
現金
ごくまれにカード端末持ってきていないワイナリー、故障したワイナリー(笑)などがあるので
ねんのため、200ユーロくらい持って行きます。
酔っぱらってお財布落とすと怖いので、現金は分けてカバンに入れておきましょう(笑)
行き帰りの切符
僕が住んでいる場所はバスの便がいいので、毎回バスで行っていますが
帰りの切符を駅やバス内で買う、とか無理です。
お酒をたくさん飲んで大荷物の状態での手間は極力減らしましょう。
定期を持っている人は問題ありませんが、回数券の人は余裕持って買っておくの必須!
iPhone / スマホ
まぁ、言わなくてもみなさん持って行きますよね(笑)
美味しかったワイナリー、ワインはとにかく写真に残します。
写真を撮って、写真上に味をメモすると、のちのちすごく楽!って今思いつきました。
今回はこれを試そうと思います。
開けるころにはどんな味だったかうろ覚えですからね。
Ovniもしくは招待状
会期直前に発行されるOvniに招待状がついています。
オペラ周辺や、和食店、Kマートなどの韓国スーパーに置いてあるので、
事前にもらいに行くことをお勧めします。
入場時に小さなグラスをもらえるので、試飲+グラス代で6ユーロと考えると安いものですが(笑)
会場案内
地域ごとに分かれていない
集客に偏りが出るのを避けるためか、全地域が混在しています。
エリアごとに看板の色が違うので、狙いの地域があればその色を端から制覇していく感じ。
もし、あとで買いに来ようと思ったら、必ず写真に残しましょう。
どこも同じようなブースに見えてくるので、なかなか再会は難しいです。
基本的に全て試飲できる
各ワイナリーが10種弱のワインを持ってきています。
ブースに値段表があるので、値段と合わせてほしいもの、飲んでみたいものを飲んでいきましょう。
泡→すっきり白→重め白→(一度水ですすぎ)→軽め赤→重め赤の順で飲むのがいいでしょう。
買わなくても、美味しかったらめっちゃ美味しいね!と伝えるのも大事。
J’aime ça !ジェィムサ(これ好き!)とかC’est tres bon!セテボン(美味しい!)と伝えましょう。
C’est Bonセボンは日本語にすると「まぁまぁ・大丈夫」くらいなのでおすすめしません。
飲食ブースもあり
ポルトドヴェルサイユだとすぐ近くに旨いバーガー店やゲート付近にPAULがありますが
このイベントでは軽食も楽しみ。
フォアグラサンドが12ユーロくらいだったかな…
お祭り気分でときどき買っちゃいます(笑)
食べ物を口に入れないと酔っぱらいますからね。
トイレはあるけど、女性は注意
男性トイレは混んでませんが、女性トイレは10分くらい待った気がします。
余裕を持って行かれることをお勧めします。
この図面を見るとわかりますが、大きな会場内に二つなので、入場前にも行っておくと安心です。
おすすめワイナリー
毎回必ず大量買いするのはこの二軒。
南仏のワイナリー、MAS du NOVIの果実味濃厚、しっかりした赤ワイン。
6本買うと、一本当たり10ユーロちょっとかな。
アルザスのワイナリーのこの泡も美味しい。
さっぱりしているけどしっかり味があって、その辺のシャンパーニュよりも断然美味しい。
こちらは12ユーロくらいだったかな…
ポルトドヴェルサイユ展示場への行き方
開催日:2018年11/29(木)~12/2(日)
場所:パリ エクスポ ポルト ド ヴェルサイユ Paris Expo Porte de Versailles
最寄り駅:12番線・バス80番 ポルトドベルサイユ Porte de Versailles
トラムT2,・T3 ポルトドベルサイユ Porte de Versailles
チケット :6ユーロ(Ovniのページからプリントアウト可・Ovni紙面に招待状あり)
行く前の腹ごしらえ、パリのレストランガイドはこちら