あの日の出国大変だったでしょ。
2018年のワールドカップフランス優勝の瞬間を見たいってのはわかるけど
旦那さんが日本に帰る日だったとか、まじこわいね。
前の日に、そこ、交通封鎖されるからUber使えないよってメールしといてよかった。
たしかエッフェル塔が近いエリアだったじゃん?
うちもそうだけど、イベントごとの時は車が一切入れなくなるんだよね。
メトロの駅も閉鎖するし、バスも来ないからほんと、歩くしかない。
しかも、橋まで閉鎖されることあって、そうするとセーヌ川も渡れないからね(笑)
ワールドカップの決勝の日、川向こうの友達とカフェで観戦しようと約束してたんだけど、試合開始の2時間前くらいに橋が封鎖されちゃったもん…
あ、あと、ときどき政府要人とか、外国の大統領が来てるときにその一帯の移動が封鎖されることもあるけど2時間もすれば解除されるはず。当たっちゃったら諦めてその辺で飲んでて(笑)
封鎖されがちなエリアと電車をまとめとくので
今度の旅行の際には気をつけて。
ジレジョーヌのデモのときにもこのあたりは孤立しがち。
特別な日の一覧
日付が決まってるのはこのあたり。
ジレ・ジョーヌは毎週土曜日が中心だけど、最近は日曜もやることある。
このへんの記事なども見てみて。
5月1日(メーデー:2019年メーデー向けのお知らせ記事)
6月末の週末(プライドパレード)
7月末の週末(ツールドフランス・最終日)
7月14日(パリ祭)
12月25日
12月31日ワールドカップ フランスの試合がある日
ユーロカップ 同上
大統領選挙・国民議会選挙(次回は2022年)
愛国心が強くて、デモが大好きな人たちだからね…
いっつもデモとかパレードしてる(笑)
要注意エリア
主にシャンゼリゼ・エッフェル塔・バスティーユ・レピュブリック
ナシオン・カルチェラタンエリアは気をつけたいね。
パリ祭(7/14 バスティーユデイの日)
この地図はパリ祭の日のシャンゼリゼの交通規制地図。
デモとか、イベントごとがあるときは警察がこういう地図を作成してるので、Twitterのパリ市警アカウントとか警察のウェブなど見といた方がいいよ。フランス語読めなくても数字と色だけ見られれば、雰囲気わかるでしょ?
この色付きのエリアのバスは朝から動いてないし、交通封鎖の2時間前にはメトロも封鎖されると思った方がいいよ。こういう時の移動にはCitymapperを使ってね。
また、黒いポイントの部分で荷物検査などを行うので身分証の提示が必要な場合があるし、ペットボトルや飲み物を持ってたら入れないこともある。
警察署のサイトでは、パレードを見たい場合は朝9時までに来るように勧めてる。
こっちが同じ日、14日夜のエッフェル塔付近。花火を見るために集まる人向けの交通規制。
青い線から内側に入るときは持ち物検査が必要で、夕方5時から翌朝7時までって書いてる、たぶん。画像がいつも粗いんだよね…ウェブのPDFをダウンロードしてもこれってさすがフランス*だよね…
*こういうところ適当なんだけど、Twitter運用とかはむかしからやってて2010年7月からの運用ってさすが情報政策をしっかりしている国って感じがするよね
で、さっきも書いたけどエッフェル塔近くのシャンドマルス公園・トロカーデロ広場・アルマ橋・パッシーなど、色がついているエリアに近いホテルに泊まるときも気をつけてね、橋も封鎖対象だし、Uberも来てくれない。
車両通行止めになってたのは、この倍くらいの広さだったかな…うちの前も色ついてなかったのに封鎖されたもんね。まぁ、花火後の人の量とか思えば、そりゃあ規制するよねって感じ。
みんなが一気に帰ろうとするから、道がふさがって公園から出られないし、そして公園は砂ぼこりがすごいし、って大変だったよ。家でテレビで見てた奥さまは賢明な判断(笑)
ワールドカップ決勝時の通行規制
赤いゾーンへの移動は午後一時までが推奨されてる。実際に僕もあやうくカフェに行けないとこだったもんね。
アルマ橋の手前、500mくらいのところで、急に歩道の封鎖始めた警察官がいて…「いやいや、あっちに家があるんだよ!」ってあとから来たフランス人と押し切ってなんとか橋を渡れたけど…まぁ、その後のことを考えるとしっかり封鎖してくれて助かったなぁと思う。
こういうやつらがどんどん集まってきたら、どうしようもないじゃん。あ、この写真だとわかり辛いかな、この人は信号にまたがってます(笑)
さっきのエッフェル塔のとこ、赤と青の四角いエリアはパブリックビューイングとかできるファンゾーンなんだけど、9万人をめどに立ち入り制限予定。いい加減な人たちだから入れてくれるだろって思ってたら、ほんとうに「無理!」って断られるの。
そういえば、警察署のサイトに
「優勝したらこの辺でお祝いしたいよね?っていうかするんでしょ、みんな?」
って書かれた地域が
コンコルド広場・チュルリー公園
バスティーユ広場・ナシオン広場・レピュブリック広場・カルチェラタンエリア。
バスティーユ・ナシオン・レピュブリック・コンコルドは政治的な意味合い*もあって、政治デモとか選挙のときに封鎖されがちなので気をつけてね。
*バスティーユはかつて牢獄があったとこ。そこを襲ったのがバスティーユデイの始まりだからフランス人大好き・ナシオンやレピュブリックも名前がNation:国家とRepublic:共和国だからね。コンコルド広場はマリーアントワネットのギロチンをした場所だし、向かいに国会議事堂があるので気をつけて。
気をつけたい交通機関と交通情報の調べ方
旅行で来てると、
「え?そこまで動かないの?」「今日帰国なんでヤバいんだけどどうにかなりませんか?」
っていう人がいるんだけど、交通封鎖とかになってたらどうにもならない。下調べ不足を呪ってワインとチーズ買ってきて、帰国後初日のアポ相手に謝罪の連絡したら飲むしかない(笑)
急病で救急病院へ行かなきゃいけない!とかなら、救急車だけ通れるけど、移動はほとんど無理。
UBER(上の地域内は不可)
そもそも、封鎖されてる地域に入れないけど、盛り上がっている地域を通るのも危険。
僕がカフェで試合見てるときに通った救急車の上に飛び乗る人とか、側面をガンガン叩く人いたからね…もはや違法地帯。エッフェル塔付近でワールドカップ優勝時に路上駐車してた車は半分くらい死亡してた。
メトロ・RERとバス
地図で色がついているエリアのメトロ駅はイベントの前後4時間くらい封鎖するかな。シャンゼリゼとかの中心部は前日からメトロの駅は封鎖ってこともある。
もし不安だったら行かない方がいいんじゃないかな。「大丈夫でしょうか?」って何度も連絡くれる人がいるんだけど、そういう人は行かない方がいい。何度も書いてるけど、ホテルでワインとチーズが一番。なんかあっても楽しめるなら、ときどき交通状況確認すれば楽しい日を過ごせると思うよ。
グーグルマップ→移動の時はCitymapper
イレギュラーな日はグーグルマップの言う移動はあてにならない。っていうよりも土日も公式ダイヤと実際のダイヤが違うから、パリではCitymapper*使った方がいい。
*Citymapperの詳しい使い方はここにまとめてます。上の写真はロンドンでやってる乗り合いタクシーの広告。Uberがサンフランシスコとかでやってるやつと似たようなモデルかな。
リアルタイムで、あとバスが何分で来るとか表示してくれるので本当に便利。もしホテルに泊まってたら、ホテルの人に「明日ここへ行こうと思うんだけど、大丈夫だと思う?あなただったらどうする?」とか聞いてみたらいいよね。
あとは、このパリ市警ツイッターなどを確認しながら、って感じかな。
この日に入出国する場合の注意点
まず、特別な日の移動は控えた方がいいよね。
公共交通機関はもちろん、Uberとかタクシーを使うのも不可能だから、空港に着いたけど街中に入ってこられないってこともあるかもだし、逆もありうる。上で色づきになってたエリアを外してホテルなどを手配した上で、空港へ一本でいける電車の駅の近くに滞在するのがいいよね。
こないだはパリ北駅に行ってもらったっけね。もしくはシャトレの駅とかでも大丈夫かも。
パリには振り替え輸送ってアイデアないからね(笑)
空港バスが運航していないこともあるから気をつけてね。デモのときとかでも、ロワジーバスがなくなることある。そうなったら空港からは電車があるけど、まぁ、大変だよね…
前日くらいにはTwitterに書いてくれるので、確認した方がいいよ。
Tweets by ParisAeroport
空港にも3時間前くらいに着く方が安心*じゃないかな。空港内で本を読んだり、買い物をするつもりで移動するのがおすすめ。
*わが家は1時間半前をめどに向かうことが多いけど、こういう日だけは諦めて早めに向かう。でもカフェで時間潰したりすることを予想して、多めにkindleダウンロードしてるかな。あ、kindleはフランスでも日本のアマゾン使えるよ。
おわりに
Travel makes Troubleって上手いこと言ったよね。ぼくらも旅の時に喧嘩しがち(笑)
喧嘩って言うよりも予想外のことにイライラして言い方が悪くなって無言になる、みたいな…旅先のことをちょっと調べておくだけで、けっこう旅行は楽しめると思う。で、困ったらまず笑えれば大丈夫じゃないかな。その気持ちがあれば、フランスの旅行は楽しめるよ。
そんなとき、こう言えたらフランス人だよね。
「C’est lavie! (それが人生さ)」
メーデーのパリは結構大変
2019年のメーデーのお知らせ、止まる路線などをまとめました
入れといた方がいいアプリ
旅行の時入れといた方がいいアプリをまとめたのでこれも見といてね。
早朝とか深夜についちゃうときのお助け店舗
深夜・早朝便で使える24時間営業のカフェやスーパーまとめも役立つかも。