始まりましたね、グランメゾン東京。パリのレストランで働いていたし、81年生まれの僕には木村拓哉さんは特別なので、パリロケはなんともうれしいです。ロケする直前に帰国しちゃったのだけ、心残りですが…(笑)
ドラマを見ていると、知ってる場所がたくさん!せっかくなので、気になる方もいるだろうと思い気づいた場所をすべてご紹介します。パリのロケ地は全て押さえてます。まず、一覧の地図からどうぞ。地図の後に写真付きで紹介していきますね。
調べ始めたら東京のロケ地も気になったのでこちらも一覧にしました。
- グランメゾン東京パリのレストラン「エスコフィエ」のロケ地は「メゾンブランシュ」
- グランメゾン東京|鈴木京香さんの面接・木村拓哉さんが追われるシーンのロケ地は「ランブロワジー・アリーグル市場」
- グランメゾン東京|木村拓哉さんと鈴木京香さんが再会するシーンのロケ地は「JOHANAS」「ビラケム橋」
- ライバル店「gaku」のロケ地は代官山「メゾン・ポール・ボキューズ」
- 玉森裕太さんと吉谷彩子さんが勤めるホテルは「東急ホテル東京ベイ」歩道は「幕張 三番瀬沿い緑道」
- 及川光博さんの料理教室「おいしいのつくりかた」・gakuとすれ違う「宇都宮市中央卸売市場」・冨永愛さんが歩く「ヨコハマ創造都市センター」
- 「グランメゾン東京」次週も楽しみ!
グランメゾン東京パリのレストラン「エスコフィエ」のロケ地は「メゾンブランシュ」
木村拓哉さん演じる「尾花 夏樹」と沢村一樹さん演じる「京野 陸太郎」が共に働いていたパリのレストラン、エスコフィエ*。屋上から見えるエッフェル塔が素敵でした。
*エスコフィエとはフランス料理の基礎を築いた料理人。オーギュスト・エスコフィエ(1846~1935)の名前に由来。エスコフィエはパリの華やかな料理シーンを作り上げただけでなく、普仏戦争で捕虜になったり、ロンドンでは貧民救済事業に協力するなどの面も興味深い偉人。自伝に詳しく載ってます。
このレストラン「メゾンブランシュ」はアルマ・マルソー駅の近く、シャンゼリゼ劇場の上にあります。目の前の大通りはモンターニュ通り。パラスホテルのプラザ・アテネやヴィトン、シャネル、セリーヌなどのそうそうたるブランドが軒を連ねます。
屋上で気合を入れる木村拓哉さん、背景にエッフェル塔は「Maison Blanche」
このエッフェル塔が見えるテラスは2011年にオープンしたモンターニュテラスですね。
お昼だと前菜+メインで49ユーロ、前菜+メイン+デザートで59ユーロ。カフェ営業はありません。平日が12時から14時と19時から23時、土曜は19時から9時半、日曜がブランチ(12時から14時半)なので、入ろうと思ったらランチ食べるしかないですね。
料理はアランデュカスなどで修業したシェフの料理。景色込みで頂くと思えば、そこまで高くない、けどちょっと高いかなって印象です。
ホールスタッフに「いつも通り最高のサービスを」という沢村一樹さん
VIPを迎えるための大きなテーブルが飾られているレストランフロア。
こちらも「メゾンブランシュ」です。広い窓からは、ナポレオンのお墓があるアンバリッド廃兵院やモンマルトルタワーが見えますね。
厨房で木村拓哉さん・及川光博さんが料理するシーン「駐日大使公邸」
このシーンから三ツ星レストラン「ランブロワジー」を使うかも、と思ってましたが、使われたのは駐日フランス大使公邸。
こちらの写真でローラン・ピック駐日大使と一緒に記念撮影されてますね。一番右側のコックコートの男性は日本で最も若くして三ツ星を獲ったフレンチシェフ「カンテサンス」の岸田シェフ。今回の料理監修をされています。
グランメゾン東京|鈴木京香さんの面接・木村拓哉さんが追われるシーンのロケ地は「ランブロワジー・アリーグル市場」
このシーンにはパリ、バスティーユ近辺からヴォージュ広場のあたりが広く使われています。ヴォージュ広場はマレ地区と呼ばれるエリアにあって、おしゃれなお店も多い場所。代官山とかに近い雰囲気でしょうか。
鈴木京香さんが面接を受ける場所「ランブロワジー」
鈴木京香さんと3人の若者を面接をしている場所は、ランブロワジーの客席です。このレストランは日月休み*なので、休みの日を二日間借り切ったとしても、三ツ星の客席を借りるってすごいこと。
*パリの市場は日月休みなので、月曜休みのお店が多いです。
木村拓哉さんが追いかけられる市場(マルシェ)「マルシェアリーグル」
写真©The Irish Timesより
走って逃げるシーンはマルシェアリーグルの屋外マルシェ、屋内の赤い看板のお店、水道などがあるのは屋内マルシェです。屋内・屋外ともに火曜から日曜、お昼までやってるので同じ光景を見ることができるはず。
鈴木京香さん・木村拓哉さんが料理する厨房「L’ambroisie」
©https://www.lepoint.fr/
こちらもL’ambroisie。ちなみにマルシェアリーグルからランブロワジーは自転車で6分の距離なので、電動スクーターで移動したら5分くらいの距離です。
レストランの看板は、外からでも見られるので記念写真は撮れそうです。ランブロワジーはパリで一番古い三ッ星レストラン、もちろんお値段もしっかりしてて、2人で600ユーロ(約7万5千円)という感じ*です。写真のシェフは後を継ぐと言われているマシュー・パコーシェフ。
*詳しい料理内容などはミシュラン三ツ星ガイドのページへどうぞ
ランブロワジー立ち上げ時の話は、パコーシェフから誘われて一緒に料理を作っていた斉須シェフの本に詳しく載ってます。斉須シェフはいま、三田のコード・ドールという名店のオーナーシェフ。今もパコーシェフとは仲が良いそう。
写真はInstagramより©https://www.laurent-mentec.fr/
ちなみにこの「Hugo Villefort」シェフ、ランブロワジーのコックコート着てるから、ここの料理人かと思ったらそんなことはなく、フランスのローラン・メンテさんというコメディを中心とした俳優さんでした。本物のシェフはこんな感じの方「Bernard Pacaud」シェフ。
ランブロワジーを出た後に追われる商店街はPassage Panorama
商店街、と書きましたが、すべての商店街がパッサージュってわけでもありません。パリの天井がついている商店街をPassageと呼びます。
このPassageの53番地には日本人で初めて二つ星を獲った佐藤シェフの「Passage53」がありました。2019年の1月31日に佐藤シェフが退き、二番手だったシェフがカジュアルダウンしたビストロ「La Table du 53」を始めています。
この通りの入り口にはレストランやカフェが多いですが、奥の方へ行くにつれて古い切手や誰のものとも知れない古いハガキ、ポスターなどを売るお店がたくさんあります。写真映えする通りだし、オペラ駅から一駅の場所なので、何かのついでにも行きやすいですね。
グランメゾン東京|木村拓哉さんと鈴木京香さんが再会するシーンのロケ地は「JOHANAS」「ビラケム橋」
再会するシーンはオペラ駅やLesHalles駅からも近いエリア。駅でいうとメトロ3番線のSentier駅が近いです。ちょっと北に上がるとFrenchieという今年一つ星に昇格しためっちゃ美味しいし、スタッフの人が楽しそうに働いているレストランがあって超おすすめ。
木村拓哉さんが料理をするカフェレストラン「JOHANAS」
鈴木京香さんが木村さんと再会するために向かったカフェは「JOHANAS」というフィッシュアンドチップスのお店。フィッシュアンドチップスはイギリスの定番料理で、タラとじゃがいもを揚げたもの。ビールと一緒につまむと最高なやつです。
このレストランに来る前に、鈴木さんがキョロキョロする通りはJOHANAS近くの通り「Petit Carreaux」通り。美味しいお店や食品店が多い通りで、パリ最古のケーキ屋さんStohrerもあります。鈴木さんは北側のSentier駅から入ってきて、Le Pain Quotidienで曲がった感じですね。
鈴木京香さんと木村拓哉さんがビール片手に歩く高架下「Bir-Hakeim」橋
2人が並んで歩くのはエッフェル塔の最寄り駅の1つ、Bir-Hakeim駅からセーヌ川を渡る橋、Bir-Hakeim橋です。この橋の上をメトロ6号線が通っているのですが、車窓からの眺めが本当に素敵。
僕も動画を撮ったことあります。古いアパルトマンの間から現れるエッフェル塔は本当に素敵なので、エッフェル塔を見に行くときはぜひ、対岸のTrocadero駅まで6号線で行きましょう。
木村拓哉さんが「あんたに星を獲らせてやるよ」といったビラケム橋
こちらも同じBir-Hakeim橋。円形の張り出しは19世紀ごろまで、パリの橋には露店がたくさん出店していた名残です。今ではここでエッフェル塔を眺めながらビールを飲んだり、記念撮影スポットとして使われています。
木村拓哉さん、鈴木京香さんの帰国撮影は「成田国際空港」
木村拓哉さんと鈴木京香さんが帰国するのは成田国際空港。成田空港に着くってことは、CDG13:15発→NRT 9:10のエールフランスに乗って帰国でしょうか。JALやANAだと羽田発着なんですよね、最近。
ライバル店「gaku」のロケ地は代官山「メゾン・ポール・ボキューズ」
gakuとして使われているのは代官山にあるPaul Bocuseです。リヨンに本店があるフレンチレストランで、去年この偉大なシェフが亡くなったとニュースになりましたね。運営はヒラマツグループです。
僕の友人が、とっても素敵な結婚式を挙げたので、僕も下見でフルコース試食に行ったのですが、本当にすごく丁寧で、素敵。他の式場みたいにゴリ押しもされず…僕らもここで挙げたいなと思いましたが、海外から来る友人にわかりづらい、ということで諦めました(泣)
本当に素敵なディナーが”無料で”試食できるので、結婚予定のカップルはぜひ試してください。予定がなくても行ってみたら、「うん、ここで挙式しよう」って言われるかもしれない(笑)結婚式の日取りは未定、とか、半年後って感じでも下見&試食可能です。
黒トリュフのスープ、フォアグラをのせた牛肉のロッシーニなど、本当に素晴らしいです。下見に行ってみようと思うなら、予約はまいなびウェディング からどうぞ。
gaku店内通路/代官山「メゾン・ポール・ボキューズ」
鈴木さんが歩きながら、gakuのすばらしさについて木村さんに語るシーンで写ってましたね。ここは2話以降でも何度も映るはず。
オープンキッチン前「代官山メゾン・ポール・ボキューズ」
ここは木村さんたちがいる時にも、不在時、尾形シェフ役の尾上菊之助さんが悩むシーンなどでも使われています。写真左側のシェフがグランシェフ、故ポール・ボキューズ氏。
ミシュラン調査員と居合わせた客席「代官山メゾン・ポール・ボキューズ」
ちなみにミシュラン調査員が落とすと言われているのはフォーク。女性がそっと床にフォークを置いてサービスが気付くかを見る、と言われています。(伝説ですが…)
沢村さんが二人を見送りしたり、鈴木さんが乗り込んできたエントランスの階段「代官山メゾン・ポール・ボキューズ」
友人の結婚式の時は、この階段の上からブーケトスの代わりにブーケプルズというイベントをやりました。さすが、良いレストランなので階段下も広々なんですよね。
玉森裕太さんと吉谷彩子さんが勤めるホテルは「東急ホテル東京ベイ」歩道は「幕張 三番瀬沿い緑道」
玉森裕太さんが勤めるホテルは「東急ホテル東京ベイ」
玉森さんが、「料理に個性は出さなくていい」と言われて葛藤するホテルは東急ホテル東京ベイ。こちらはランチビュッフェなどもあるので結構行きやすいお店かも。次に紹介する緑道からもすぐなので、一緒に行くといいですね。
玉森裕太さんと吉谷彩子さんが歩く遊歩道は浦安の「三番瀬沿い緑道」
フランスの名門や、日本の超有名レストランで体を壊した人がホテルのシェフや副料理長として働きながら静養するってのは実際にある話です(笑)
有名シェフが体を壊した有望な若手を預かってほしいってホテルに頼むこともあります。静養中も働くけど、大きなホテルは日本の法律の範囲を守るので1日8時間労働程。マッスルな店は始発から終電まで、週6日で働くから、ホテルに勤めると休養に思えるそう。
及川光博さんの料理教室「おいしいのつくりかた」・gakuとすれ違う「宇都宮市中央卸売市場」・冨永愛さんが歩く「ヨコハマ創造都市センター」
一話ではあまり登場のタイミングなかったですが、二話以降に再びこれらのロケ地も使われるかもしれませんね…及川さんの料理教室には第二話で木村拓哉さんが登場する、との話なので楽しみです。
及川 光博さん(相沢 瓶人)の料理教室は浅草の「おいしいのつくりかた」
及川光博さんが料理教室をやっている場所は浅草にある「おいしいのつくりかた」。2話ではこの場所に木村拓哉さんも来るとか…雷門からも近い場所ですよ。
gakuとすれ違う市場は「宇都宮市中央卸売市場」
「おやおやこれは…」とライバル店の丹後シェフと鉢合わせる市場は宇都宮市中央卸売市場。豊洲での撮影の方が移動はスムーズだったでしょうが、宇都宮の方がファンが紛れるリスクも低く、撮影に向いていたのでしょうか…
冨永愛さんが電話しながら歩く広間は「ヨコハマ創造都市センター」
冨永愛さんが歩きながら電話している広間は横浜にある「YCCヨコハマ創造都市センター」。
もともと第一銀行横浜支店*として1929年に建てられたもの。設計は第一銀行の設計課長です。広い広間は、パリでのロケかなって思っちゃいますよね、素敵な場所。
*第一銀行は、その後「第一勧業銀行」になり、合併して今の「みずほ銀行」になってます。
「グランメゾン東京」次週も楽しみ!
テレビを見なくなって久しいのですが、グランメゾン東京は久しぶりに追いかけちゃいそうです。木村さんが出るドラマって、昭和生まれにはたまらないですよね(笑)職業柄、というのもありますが…