年一度、スペシャルなエリゼ宮観光|ヨーロッパ文化遺産の日

イベント

9月半ばの土日は、ヨーロッパ文化遺産の日。

こちらでも紹介しましたが、ふだんは入れない歴史ある建物も公開される、特別な一日です。

エリゼ宮を観光!ヨーロッパ文化遺産の日・パリの施設一覧
エリゼ宮、マクロン大統領の官邸を観光するチャンスです。毎年9月第三週の週末に開催されるヨーロッパ文化遺産の日。今年は9/15(土)16(日)に開催です。今年の主な会場84会場を、区ごとにまとめました。※SortirParisを参考にまとめて...

と、いう事で行ってきましたエリゼ宮(大統領官邸)

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8:20 エリゼ宮正面に到着


サントノーレ通りのエリゼ宮正面に行ったら

こっちは入り口じゃないよって言われて、ぐるっと回って裏の公園へ。

エリゼ宮横の道路は封鎖されてるので

正面に行っちゃうと10分近くロスします、気をつけて!

並ぶのは裏手、シャンゼリゼ公園です。

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8:30 行列の最後尾に到着

ようやく着いたら、あれ?意外に人少なくない?

これは、もしや結構早く入れるかも、と思ったら

7時間か7時間半待ちだよ

嘘やろーと思うものの、確かに、なかなか進みません。


一時間半までは早かったです。

疲れてないし。

長時間並ぶのは知ってたのに、バナナ一本しか持たなかったのが悔やまれます。

次に並ぶときは3本持っておこう(笑)

だんだんと待ち時間に関する信用がなくなってきます(笑)

ずっとkindle読みながら待ち続けて5時間。

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13:30 手荷物検査


ようやく手荷物検査場へ。

※この時点で、ペットボトルの飲み水は捨てます。

なんと、ここには飲み水とトイレが用意されていました、嬉しい、助かる!

綺麗な状態ではなかったけどトイレを終えて、手荷物検査を受けたらなんと


そうか、そんな簡単に入れないんですね、あと一時間!

並んでいたら、きれいなお姉さんが現れて、

中に入ってもみんなゆっくり進んでるから時間かかるの、ごめんね。

ガイド本、5ユーロだよ。

って言われて買いました(笑)

そして待つこと一時間

14:45 二度目の手荷物検査ののち入場!

さっきの手荷物検査はカバンも軽く見て、全身のボディチェックくらいで

簡単だったけど、二回目は空港のゲートみたいな感じ。

荷物はX線検査、金属探知機を通ってから入場です。

入るとふたたび飲み水とトイレ!ありがたい!

6時間以上待った僕にはこの噴水の音が癒しでした。

エリゼ宮写真コンテストの投票も!

僕はこの方の撮ったブリジット夫人の写真に投票。

今回のエリゼ宮でおもしろかったのが、エリゼ宮を作る技術者の人の作業がみられること。

この天然石を屋根に貼りつける職人さんは面白かったです。

15:00 エリゼ宮に入るための行列に並ぶ


本日、三度目の行列です。

見えているものがある分、並ぶのは楽ですが、さすがに疲れてきました。

朝からバナナ一本なので少しふらつく。

バナナ食べる時間考えればよかったな、と後悔(笑)

16:00 エリゼ宮へ入場

ここまで7時間半(笑)

待ちながら考えていたのは途中で警備員さんが言ってた

うーん、みんな並び始めたのは7時半くらいかな

えっ!1時間早く来れば入るまで4時間くらい短いじゃん!

いやー、「早起きは三文の徳」って言うけど、

こういう時の早起きはそれどころじゃない。

建物内は本当に豪華です。

ベルサイユ宮殿もきれいだけど、あそこはもう使われてない遺産としての空間。

エリゼ宮は大統領が国賓招いたり、暮らしている場所ですからね。

ときどき塗装がはがれていましたのは少し心配。

塗装の剥がれって水漏れの影響の時もあるし…(経験者 笑)

絵になる部屋と軍人さん

そして、豪華なシャンデリアがある内装と共に、

警備の軍人の人がかっこいい、素晴らしくかっこいい。

初めは写真を撮りながら、うーん、肩が入っちゃうな、どうしよう、邪魔だなぁって思ってたけど

これだけ絵になるなら、むしろ写真に入れちゃうのが正解(笑)

テーブル上のバラの横でかっこいいってずるいですよね。

ぼくなんか、日本で友達とごはん食べるとき、

テーブル上のバラ下げてもらいましたからね(失笑)

テーブル状が散らかっているのもいいですよね。

ちょうどよい日常感が出ていて、本当にここで仕事してるんだ、と。

壁にかかっている絵がまた、かっこいいですよね。

詳しくないですが、無難な絵を選ばないのがフランスっぽいと思います。

好きな絵を見たいじゃない、と。

ここで会議をしたりするのでしょう。

テーブル中央にはマクロンさんの席。

広いスペースだと、シャンデリアも豪華です。

さすが、エリゼ「宮」ですよね、宮殿。

調度品も素敵

調度品や花なども素晴らしいです。

花と絵がきれいに調和していました。

この花瓶は錫なのかな、質感が素敵です。

ここは壁のタペストリーなどもマティスの部屋。

本当に豊かです、部屋も多様。

これはある部屋のじゅうたん。

こうやって芸術作品を使うことで、作り手もうれしいし、お金が回って素晴らしい。

職人さんの実演

金箔をはったガラスの作り方。

大きな金箔をナイフの背で切ってから貼っていきます。

こちらでは額縁などの金色の装飾を説明中。

何段階も重ねて塗装をしていくんですね。

このおばあちゃんの周りも人が集まってました。

刺繍がめっちゃ上手い、というか芸術です。

16:50 テラスが急に賑わう

急に人が逆流してテラスがにぎわい始めました!

これは、もしや?マクロン大統領?と思いきや

ファーストレディーのブリジット・マクロン夫人

大人気で、みんな追いかけて移動していました。

僕は再び順路に戻り、観覧を。

17:30 ふたたび庭に賑わい

そしたら遠くにもう一つ賑わいができてきたのです。

今度こそ!と思ったらまさにマクロン大統領!

記念撮影したりで、なかなか顔を拝見できませんでしたが

さきほどのブリジット夫人と同じ場所で撮影に成功。

マクロン大統領を見られるという想定外のボーナスを得て、やり遂げた感とともに疲れが(笑)

ここからはけっこう速足で回って、中庭へ。

大統領の公用車の展示も。

ニュースにもなっていたマクロン公認マカロンは売り切れていました。

まぁ、ここまで色味が強いと食欲は微妙ですね(笑)

かわいいTシャツも見つけました。

ワールドカップ優勝の瞬間の大統領、いい動きしてましたものね!~

と、いろいろ楽しみ、朝から一日がかりのエリゼ宮観光は終わりました。

本当に、もし行くなら7時半前の到着をお勧めします。

今日行こうと思っている方は、水と食料をお忘れなく。

けっこうな長丁場になるでしょう。

でも、行く価値あります!ぜったいに。

Palais de l’Elysée エリゼ宮 フランス大統領官邸

2018年ヨーロッパ文化遺産の日公開日時

9/15(土)16(日) 8:00-20:00

55 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris

※入場無料・念のためパスポートなどの身分証明書持参がおすすめ

近くでのお店探しに困ったらこちら。

でも、マドレーヌ・サントノーレあたりは結構不毛かも(お手頃は少ないです)

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