損してる?フランス旅行での支払いは現金よりもクレジットカードがおすすめな3つの理由

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買い物

ユーロに両替するときおすすめの銀行ってある?

日本は高いんで、フランス来てからどうぞ!

え?それって困らない?

大丈夫。カードでのキャッシングの方が安いし、フランスはカード社会です。

「秋葉原で両替すると安いから週末に両替してくるね!」と張り切って両替をスケジュールに入れてる人、いませんか?(3年前の僕がその人です 笑)

じつは、日本での両替は損してます!

今日はパリで3年以上暮らし、数十人の友人旅行者の相談に乗ってた僕が、フランスでのお会計で損しない方法をお伝えします。

ポイントは

  • 両替は損!お得なのはクレジットカードかATMでのキャッシング
  • 絶対スリに遭うと思って!所持する現金は少なめに
  • 海外旅行保険には入らず、クレジットカードについてくる保険を使おう

5分くらいで読めますし、これを読めば、フランス旅行の費用が数千~数万円節約できます。だまされたと思ってちょっとだけお付き合いください。

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フランスでの支払いはカードがおすすめな三つの理由

フランスは日本よりもカード決済をすることが多く、カードじゃないと支払いできない場所もあります(後述)。レジに偽札検知器が置いてあるくらいなので、紙幣に対する信用が低いんですよね。まず最初に、旅行中にカードがおすすめな理由からご紹介します。

理由①両替よりもカード支払い/ATMキャッシングの方が手数料が安い

両替の場合、銀行・両替所(大黒屋・travelexなど)による両替手数料は2~4%ほど。10万円を両替すると2~4,000円の手数料がとられているのです。

それに対してカード会社の海外決済手数料は1.5%(VISA/Mastercard)~2%(Amex)なので、この時点でもいくぶん差があり、さらにクレジットカードによっては1%前後のポイントバックがあるので実際の手数料は0.5~1%に。

また、カードからのキャッシングをする場合は両替の手数料は発生しない*ので、ATM手数料と金利だけの支払いでユーロを手にできます。
*法律で海外からのキャッシングであっても両替手数料を獲ったらダメって決まってます。

海外キャッシングの利息の計算方法
利息=利用残高×実質年率÷365日×利用日数

例)日本円50,000円分を海外キャッシング+繰り上げ返済した場合の利息
50,000円×18.0%÷365日×3日 =74円(0.14%)
※上記はセディナカードでのキャッシング例。海外でのATM利用料が200円かかるカードもあり

海外ATMでのキャッシングデモ体験

海外でキャッシングする時、どうしたらいいの?ってわからなければ、楽天カードが作っているATM操作のデモ体験がおすすめ。どのボタンを押すの?どの言葉が現金のキャッシングって意味?など理解してから行きましょう。

楽天カード 海外ATMキャッシングのシミュレーションはここから

4泊5日の旅行だったらいくら違う?

2人で4泊5日のフランス旅行に行って、毎晩美味しいものを食べ(平均50ユーロ/人)ヴィトンの10万円ほどの鞄と、A.P.C.でシャツとデニム(400ユーロ)、Repettoで靴(150ユーロ)を買った場合の支出はざっくり2800ユーロ。

大手銀行で両替した場合とクレジットカードを比べると、通常時で15,000円、カード会社のキャンペーン期間中だと4万円以上の差が出るんです(キャンペーンなどの詳細は後述します)。

理由②スリに遭っても被害が少ない

3年間暮らした体感としては、旅行者の5%くらいがスリまたはスリ未遂にあってる気がします。

僕らも3回スリに遭い、iPhone・財布・化粧用コンパクトを盗られました。慣れているつもりでも被害に遭うので、クレジットカード・現金などは分散して持っておくのがおすすめ。

お財布もズボンの前ポケットに入れられるものだと安心。僕は名刺入れサイズ、一万円札でも三つ折りにすると収納できるので便利です。小銭入れはビニール製のもの。

すられた現金は取り戻しようがありませんが、クレジットカードならカードを停止すれば大丈夫です。

理由③クレジットカード付帯の海外旅行保険が効く

旅行のたびに、わざわざ海外旅行保険に入るのも面倒ですよね。実はクレジットカードを持っているだけで海外旅行保険が適応されるカードもあるんです(後述)。

旅行中に体調を崩して日本語が通じる病院へ行った場合、荷物が置き引きにあった場合など、助けになってくれます。お手持ちのカードがあれば、海外旅行保険について、確認すると良いでしょう。(利用条件に、利用付帯*という制限がかかることもあります)
*航空券や空港からの移動などの支払いに使うことにより発効するパターン

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クレジットカードはVISAかMastercardがないと不安!おすすめカード3選

フランスではJCBやAMEXが使えないお店が多いです。ダイナースに至ってはほぼ使えませんVISAとMastercardはほぼすべてのお店が対応しているので、この2銘柄がおすすめ。

なお、クレジットカードは3枚あると安心です。もし、メトロでお財布をすられちゃって、その後ATMでお金おろしたときに、カードとお金を奪われても、もう一枚残っているように…(少なくとも一枚減る可能性は覚悟しましょう)

フランス旅行におすすめのカード①年会費無料・即日発行・持って行けば保険が適応のエポスカード

持っていくだけで海外旅行保険が適応される年会費無料カード。そして、ネットで申し込んでから、マルイの店舗に行けば、その日に受け取りができます。

おすすめ理由

  • 持って行くだけで海外旅行保険(利用付帯条件なし)
    ケガ:200万円 病気:270万円 携行品損害:20万円まで
  • 年会費が永久無料
  • マルイ受け取りなら即日発効
  • マルイでの買い物が年に4回10%オフ
  • 入会時に2000ポイント(2000円相当)もらえる
  • ブランドはVISAカード

数千円払って海外旅行保険に入らずとも、エポスカードに加入すれば保険がついてくるんです。このカードは万が一のバックアップ用ということで、バックパックの内ポケットや、ホテルの部屋において置くと良いかと思います。特別、海外での利用が優遇されるわけでもないですし。

VISAブランドなので、他のカードが使えなくなっちゃったときにも安心です。お守り代わりに持っておくと安心。

公式サイトエポスカード 公式キャンペーン

フランス旅行におすすめのカード②海外ATMキャッシング手数料が安い・年会費無料のセディナカード

セディナカードは現金のキャッシングするときに、海外ATMの利用料が無料のカード。そしてネットから繰り上げ返済もできるので、仮に10万円分のユーロをキャッシングしてネットから手続きして3日後に返済した場合、手数料は147円(0.147%)です。

  • キャッシング手数料が無料+利息は0.14%から*(3日後返済の場合)
  • 年会費が永久無料
  • セブンイレブンでは1.5%のポイント付与
  • ブランドはVISA/Mastercard/JCBが選べる
    *JCBは使えない店舗が多いのでおすすめしません
  • 発行(ネット申し込みから自宅到着)までは1週間程度

他の会社のカードだと、まずATM利用料で200円かかるうえ、繰り上げ返済できずに2か月分の利息がかかるので10万円に対して1,800円ほどの手数料がかかります。セディナカードは、圧倒的にお得です。

ちなみにこちらのカードはポイントバックも0.5%と低く、海外旅行保険もついていないので効率的に現地通貨をおろす手段として持っておくと良いでしょう。

公式サイトセディナカード 公式キャンペーン

フランス旅行におすすめのカード③年会費1万円だけど、海外利用で最大10%のポイントバック!エムアイカードプラスゴールド

クレジットカードを増やすのはお勧めしませんが、もし、これから長く付き合っていくクレジットカードを探していたら三越伊勢丹グループ発行の「エムアイカードゴールドプラス」がおすすめ。

おすすめ理由

  • 海外旅行保険がケガ:300万円 病気:300万円 携行品損害:100万円まで補償
  • 年会費は1万円
  • 年に数回、海外またはAmazonでの買い物に10%ポイント付与
    それ以外の時期も海外での利用還元率は1.5%
  • 国内主要空港のラウンジが使える
  • ブランドはVISAまたはAmex*
    *ヨーロッパではVISAの方が使えるのでVISAおすすめ
  • 三越・伊勢丹グループ各店での即日受け取り可能

年会費1万円と高額ですが、2019年のゴールデンウィーク(4/26-5/7)と夏休み(7/20~8/31)に海外、またはAmazonでの買い物に10%のポイントが付くキャンペーンをやっています。もちろん、三越伊勢丹グループでの買い物もお得。初年度は8%、2年目以降5~10%のポイント*が。
*前年の利用金額に応じて変わります(~30万:5%、30万~100万:8%、100万~:10%)

ゴールドカードなので、空港のラウンジが使えるのも魅力。国内の主要空港*ラウンジとハワイ・仁川空港などを網羅しています。シャワーを浴びてから飛行機に乗るのはかなり快適です。
*羽田・成田・中部セントレア・大阪伊丹・福岡など詳細はオフィシャルサイトへ

海外旅行保険も手厚い*し、24時間日本語で対応してくれるデスクがあるのも安心です。
*利用付帯保険:空港行きのタクシー・飛行機・旅先での公共交通機関の支払いをMIカードで行う必要があります僕だったらUberアカウントにこのカードを登録しておいて、空港からの移動で使います。

公式サイトエムアイカード プラス 公式キャンペーン

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フランスでクレジットカードが使えない場所・クレジットカードじゃないとダメな場所

カードを使うシーンが多いフランスですが、クレジットカードが使えない場所もあります。どんなところに行くかによって、現金をいくら用意するか変わってきます。

フランスでクレジットカードが使えない場所(少額決済・チップ・蚤の市)

ほぼすべてのスーパーでクレジットカードが使えるのですが、1ユーロ以下だとカードが使えないこともあります。フランプリという大手スーパーも1ユーロ以上じゃないとカードが使えませんでした。パン屋さんだと5ユーロから、というところも多いですね。

また、アメリカではチップもクレジットカードで支払いしますが、フランスではチップは現金で渡します。星付きレストランだとお会計の5~10%ほど、ビストロは5%、カフェだと1ユーロ、スーツケースを運んでもらったら2~5ユーロくらいを渡してました。

蚤の市にも現金のみのお店があります。ちょっと質がいいものを扱っているお店だとカード使えることが多いですが、全部1ユーロ!みたいなお店だと現金のみだったりするので要注意。マルシェでも少額だとカードが使えなかったり、カード端末を用意していないお店があります。

フランスでクレジットカードしか使えない場所

あまり多くありませんが、カードがないと買えないものもあります。例えば、現地のSIMカードを契約する場合は現金ではダメ。国際ブランドのカードが必要です。

また、美術館のやエッフェル塔のチケットをウェブで事前購入する場合もクレジットカードが必要。こちらもVISAかMastercardが確実です。

まとめ

以上がフランスでの現金支払いが損する理由、そして、損を得に変えるためのオススメカード3種類でした。もう一度、大事な点だけおさらいしておきましょう。

  • フランスではカード支払いが中心
  • 現金払いは損!クレジットカード/海外でのキャッシングがお得
  • 海外旅行保険はクレジットカードについてくるものを活用
  • 盗難リスクがあるので3枚持ってると安心
  • カードはキャンペーン・特性を活かして活用

カードの組み合わせとしては、
●現在お世話になってるカード+エポスカード+セディナカード
または
●エムアイカードプラスゴールド+エポスカード+セディナカード
が安心です。

エポスカードとエムアイカードプラスゴールドは即日発行できるのも心強いです。