海外駐在する前に、現金どうやって持って行こう、と悩みますよね?
日本のクレジットカードも使えるけど、手数料が高い。
海外の銀行に、シティバンクから送金できると聞いたけど、結構手数料かかるんでしょう?
心配なあなたにおすすめなのがトランスファーワイズ/Transfer Wiseです。
※手続きはウェブで5分程度+郵便の受け取りができれば完了です。
トランスファーワイズ / Transfer Wiseとは
トランスファーワイズはイギリスのスタートアップによる海外送金サービス。
これまで銀行がやっていた両替を、国内で行うことによって、
手数料を最大1/8にしちゃう革命的なサービスです。
国内で両替ってなに?
たとえば、東京に来たフランス人が500ユーロを円に換えたい、
フランスにいる日本人が6万円をユーロに変えたい。
じゃあ、2人の両替を建て替えるよ、というのがトランスファーワイズ(以下■TF)。
フランス人が■TFに500ユーロを渡し、約0.5%の両替手数料を引いた599,750円を受け取ります。
日本人が■TFに6万円を渡し、約0.5%の両替手数料を引いた497.5ユーロを受け取る。
現金を両替するのではなく、各国で生まれるニーズを交換しているイメージです。
お時間あれば、この動画をぜひ。転勤などで100万円単位のお金を動かすなら絶対見てほしい。
20万円でも3千~8千円の差が出ます、たった1分で5千円を取り戻せるチャンス(笑)
動画の中で説明されていましたが、
一般の銀行の場合は、両替のレートが市場のものとは異なります。
たとえば、9月6日のレートは下図の通り。
ユーロ→円 | 手数料 | 10万円を両替 | 差額 | |
ユーロ相場(2018/9/6) | 129.5 | ー | 772.2ユーロ | ー |
大黒屋 | 133.19 | 2.8% | 750.8ユーロ | 21.4ユーロ |
トラベレックス | 133.71 | 3.3% | 747.9ユーロ | 24.3ユーロ |
紀陽銀行 | 非公開 | 2.0%前後 | 約757ユーロ | 約15ユーロ |
池田泉州銀行 | 非公開 | 2.0%前後 | 約757ユーロ | 約15ユーロ |
MUFJ | 133.47 | 3.1% | 749.3ユーロ | 23ユーロ |
みずほ銀行 | 135.54 | 4.7% | 737.8ユーロ | 34.4ユーロ |
トランスファーワイズ | 130.1 | 100円 | 767.2ユーロ | 5ユーロ |
一番お得な紀陽銀行と比べても10ユーロ、1300円の差があります。
みずほさんとくらべるとなんと30ユーロ、4,000円弱という大差。
ほかにも、銀行口座間で海外送金という手段もあります。
楽天銀行が安いと評判ですが…
送金手数料 | 海外中継銀行手数料 | 円貨送金手数料 | 10万円を両替 | 手数料合計 | |
楽天銀行 | 750円 | 1,000円 | 3,000円 | 735.5ユーロ | 36.7ユーロ |
SMBC信託(旧CITY銀行) | 2,000円 | – | 1,190円 | 741.8ユーロ | 30.4ユーロ |
安いと言われる楽天銀行と比べてもこの大差です。
圧倒的大差です。
海外転勤・ワーキングホリデー出発前の手続き
通常の手続きでは、海外口座を持っていないとアカウントが作れませんが、
今日は海外に口座を持つ前に手続きを進められる方法をご紹介します。
ワーホリに行く前にぜひ、済ませるのをお勧めします。(最長一週間かかります)
ヘルプ→サポート連絡先→ログインせずに実行→メールを送信
→問い合わせ項目:本人確認を選択し、本文入力してメールを送信
(コピペできるテンプレート作ってます)
トランスファーワイズから返信→本人確認書類・マイナンバー関連書類を、アップロード
→送金元通貨(日本円)・送金先通貨(※受取る国の通貨)・送金額を入力
1、2日後にパスコードを郵便で受け取り→TransferWiseのサイトで入力→完了
では、こちらのページから手続きを始めましょう。
→トランスファーワイズ送金見積もりジェネレーター / TransferWise
ウェブ問い合わせ
ここでは口座開設ではなくヘルプを選びます。
(口座開設だと、海外口座も必要になります)
サポート連絡先を選択
ログインせずに実行を選択
メールを送信を選択
①メールアドレスを入力
②ご本人様確認を行うを選択
③内容に下記の文章を入力
(○○・ワーキングホリデー・名前・日程の部分はご本人に合わせて変更してください)
こんど○○へ「ワーキングホリデー」に行くのですが
日本を出発する前にトランスファーワイズに口座を開きたいです。
出国前に
①本人確認
②住所確認
の手続きをお願いいたします。
なお、出国は○月○日の予定です。
孫正義(名前)
こちらで第一段階は終了・お疲れさまでした!
本人確認手続き
メールを送って1~2営業日後にトランスファーワイズから返信が来ます。
(僕の場合は翌営業日にきました)
返信メールに従って、トランスファーワイズのサイトにアクセスし、本人確認をすすめましょう。
本人確認書類をアップロードします。
本人確認書類は①または②
①マイナンバーカード
②写真付き身分証明書とマイナンバー通知カードまたはマイナンバー入りの住民票
写真付き身分証明書
・運転免許証 (表面、裏面の両方)
・日本国パスポート
(顔写真面と所持人記入欄。旅券番号が鮮明に確認でき、所持人記入欄は日本語で氏名と住所が記載)
・在留カード(表面、裏面の両方)
・住民台帳基本カード(表面、裏面の両方)
・運転経歴証明書(表面、裏面の両方)
・特別永住者証明書(表面、裏面の両方)
送金情報を伝える
①送金元通貨(日本円)
②送金先通貨(受け取る国の通貨)
③送金額
この三点を連絡
住所確認
本人確認を終えると、身分証明書の住所にパスコードが郵送されてきます。
書類の指示に従ってトランスファーワイズのサイトに入力。
これで、国内での登録手続きは終了です。
受け取りができないとアカウントが有効にならないので気をつけてください!
海外引越し後の手続き
現地で口座の開設ができたら受け取り口座の登録をしましょう。
トランスファーワイズに受取口座の登録
こちらの動画を参考に
ISBNコード(国際金融機関コード)などを入力しましょう。
日本の銀行からネットバンキング経由で送金
先ほどのYOUTUBEに従って、送金手続きを行います。
以上で完了です。
前もって手続きをしないと、郵便物の受け取りなど面倒なので
3週間くらい前に始めるのが良いでしょう。
(あまり早く始めると、忘れちゃいますものね 笑)
口座ができるまでの一か月ほどの期間は、
マネパカード(MasterCard)など手数料を抑えられるカードを使うとより節約になります。
ちなみに送金にかかる日数は当日から2営業日。
銀行の海外送金(1~4営業日)と比べると速くてうれしいです。
※海外口座へ多額の送金するのって違法じゃないの?と気になって調べてみましたが
1998年の法改正で合法になっています。
3000万円相当額を超える場合は報告が必要とか…
僕はその額扱ったことないので、該当する方はかかりつけの税理士さんにご相談ください。