パリに来てから3年、ずっと行きたかったサンセバスチャンへ行ってきました。すっごいよかった!お酒が好きな人、食べるのが好きな人なら絶対楽しめる町。とってもおすすめ。
今日は概要から書いて、それぞれについて詳しいページも書く予定。昨日帰ってきて、すでに戻りたいくらいのいいところ。あぁ、解放感が一番大きいのかも。
サンセバスチャンへの移動・着いてからの移動手段
今回は主に電車で移動にしました。切符の手配の仕方など、それほど難しくないのでパリからの移動をする場合など参考にしてもらえれば、と思います。
パリからサンセバスチャンへの移動はTGV
パリからサンセバスチャン、陸路の場合は直行便はなくTGVとeuskotren/アウスコスレン(バスク鉄道)を使います。
パリはモンパルナス駅からスペインとの国境の町オンダイエまで5時間弱、そこからアウスコスレンに乗り換え40分くらい。駅舎が分かれてて、SNCFの駅を出て100m、青い足跡をたどるとアウスコスレンの駅があります。
TGVの切符はウェブから買うのが便利です。スマホのアプリでQRコードで切符が表示できるので、改札、乗車時のチェックや社内検札はスマホの画面を見せるだけ。
スペインは紙の切符なので、改札に入るときと出るときに使います、捨てちゃだめ。
サンセバスチャン市内はバスが便利
パリのバスはダイヤ通りに走るという概念がないので、つねに交通公団のアプリやCitymapperであと何分か見ないと待ちぼうけですが、サンセバスチャンのバスはぴったり時刻表通り。
誤差はだいたい1分以内。パリでこれができないのは車多すぎるからかな。
ビルバオや郊外エリアに行くなら電車で移動
バスが便利ですが、大きな移動は電車で。今回行った山中のレストラン、カーサフリアンなどへは電車移動です。ビルバオの美術館へ行く人も電車を使うことになります。
サンセバスチャンのホテルは一泊100~200ユーロ
サンセバスチャンはバルがある旧市街が半島の先に、川の上流に大きな鉄道駅「Amara」、川向かいに小さめの鉄道駅「Gros」があります。バルエリアの中にもホテルが点在していますが、そちらは少し高く、Gros駅の近くというのがぼくらにはちょうどいい選択肢。地図の右上、❻のあたりです。
泊まったホテルは2泊2名で190ユーロ
今回泊まったのはGros City Apartmentsというホテル。
食が豊かなエリアに滞在するときはホテル内での朝食よりも、外のカフェの方が楽しいし美味しいので朝食なしがおすすめ。ここは二部屋あって、ベッドも広いし快適だったよ。シャワーの水の勢いだけいまいちかな、困るほどではなく「シャーッ!!」というより、「ショー」という感じ。
ホテルの最安値探すのにはBooking.comが便利です。一番安いの見つけて、再度オフィシャルサイトと比較、というのが必勝パターン。
おすすめのエリア
毎日昼から飲みたいし、移動するのが面倒だから高くてもバルが近いところ、なら旧市街。一泊200ユーロ(23,000円くらい)前後が多いです。
ぼくらが泊まっていたGrosという駅の近くはもう少し安くて一泊100ユーロくらい。土日月の2泊で€194.04ユーロでした。TGVのHendayeや、サンセバスチャン空港、ビルバオ空港からも一回乗り換えで来られるのでとても便利。
サンセバスチャンのバルのおすすめ、行ったところ
サンセバスチャンでは下調べしたお店など含めて全部で7軒行きました。そのなかでも薦めたいお店はこちら。
全て素晴らしい一番のおすすめ Gandarias
お店の奥にレストラン、手前がバルという構成のお店。Googleマップでレストランと表示されていたので、バル巡りだったらここは行けないなぁと思ってノーマークだったけど、偶然前を通りがかって入ってみたら最高のバルが併設されていたという幸福。
バルの料理だからすぐに出せるように作られているけど、素材や調理方法はレストランクオリティ。ということで美味しくないわけがないんですよね。奥さまの「ここの料理はどれも目が覚めるね」との言葉は言い過ぎではなくて、昨日まで何を食べていたんだろうわれわれは、という気持ちになる。
ダントツのおすすめ。
営業時間:11時~0時 無休 住所:31 de Agosto Kalea, 23, 20003 Donostia, Gipuzkoa, スペイン
ちゃんと美味しい2軒その1 Bar Sport
ここは名前も、お店の外見もそんな良くないんだけど(笑)前評判を聞いておいてよかったなぁというお店。どれも美味しいし、定番メニューは日本語もある。そして店員さんめっちゃ日本語話してくれる(食材名とか、個数、ありがとうなど)。
お会計にカードも使えたし、英語でも会話ができるからすっごい安心。
営業時間:9時~0時 土曜10時日曜11時~ 無休 住所:Fermin Calbeton Kalea, 10, 20003 Donostia, Gipuzkoa, スペイン
ちゃんと美味しい2軒その2 La Cepa Bar Restaurante
生ハムがとにかくおいしかったなという印象。サンセバスチャンはピンチョスの街、ですがスペインに来たからにはイベリコベジョータの生ハム食べたいですものね。ここのハムは厚さも素晴らしく、柔らかさなど、どれをとっても最高でした。
Gandariasの並びにあるので、併せていくのをおすすめ。こっちは座れるので歩き疲れた日だったらこっちを先に、元気だったらGandarias行った後にこっちで休むなんてのがいいかと。
営業時間:11時から0時 火水休み 住所:31 de Agosto Kalea, 7, 9, 20003 San Sebastián, Guipúzcoa, スペイン
ロケーションが素晴らしい LANBROA Terraza Bar
料理はそれなりに、という感じでしょうか。生ハムしか頼んでないので手の込んだ料理のことは分かりませんが、生ハムを見る限りでは料理はそんな美味しくないかも(生ハムから厚みやテクスチャーへのこだわりは感じなかった)。でも、テラスの席でゆっくり過ごすのは格別。
営業時間:12時~0時 金土3時まで 火曜定休 住所:Plaza de la Constitucion, 5, 20003 San Sebastián, Guipúzcoa, スペイン
サンセバスチャンから足を伸ばしていきたいレストラン
サンセバスチャンだけでも素晴らしいんだけど、ちょっと足を延ばしてみたらもっと最高のレストランがありました。ぜひ試してほしい。
サンセバスチャンから30分、トロサのCASA JULIAN / カーサフリアン
ちょっと遠いから時間もったいないなぁって思ってたけど、そんなことを考えた僕がアホでした。炭火焼きの牛肉はこれまでで食べた牛肉の中で一番おいしい。そして赤パプリカのマリネやトマトサラダも評判通りに素晴らしい。
スペイン語の電話でしか予約できないと聞いてビビってたけど、メール予約ができます。朝9時半のメールに対して当日の12時に返ってきたので、ちゃんとメール見てるっぽいです。お店の人たちも英語で料理の説明してくれるし、最高の時間でした。わざわざ行く価値あり。
営業時間: 火~日 13時15分~15時半 金土のみ20時45分~22時半も 住所:Sta. Klara Kalea, 6, 20400 Tolosa, Guipúzcoa
シェフから勧められた2軒CASA CÁMARA・Asador Etxebarri
ニースの星つきレストランのオーナーシェフ神谷シェフ(移転準備中)におすすめいただいたのがカサカマラ。ここでは海の生け簀から海老を選んで焼いてもらうそう。写真見るだけで垂涎ものなのだけど、土日月の日程だったのでタイミングが合わず、、残念すぎる。
次回ぜひ行きたいと思ってます。サンセバスチャンからも30分くらいの距離。
Arzakというこの地方を代表するレストランのシェフたちがこぞっておすすめしてたのがアサドール・エチュバリ。薪で焼いた料理を提供するレストランで、ここのお肉屋回線もまた素晴らしいのが見てわかる。サンセバスチャンからは電車で2時間、車で行っても1時間くらいなので少し遠いけど、その価値がある、らしい。
観光なら展望台へ
朝、海岸沿いのランニングするのも最高に気持ちいいし、そのまま山を登っていくのもすごく楽しい時間でしたが、サンセバスチャンの街を一望するならケーブルカーで展望台へ上がれます。
サンセバスチャンの街が一望できる展望台 Monte igueldo
少しサンセバスチャンの旧市街(バルがあるエリア)などからは離れますが、この展望台からの景色は夢のようでした、海がとにかくきれい。
美味しいし、海はきれいだし、人はやさしいし、最高の旅行先になりました。ざっと支出が700ユーロくらいでしょうか。詳しくは明日まとめます。セビリア以来、料理に感動した旅でした!