いやマジありえないですよ、こないだ出張帰りの奥さまを迎えにシャルルドゴール空港行って、帰りはタクシーだったんですけどね、カードで払える車両に乗ったのに、いざ降りるときに「カードマシンが壊れた!現金はないか?現金じゃないとだめだ!」とか言うんですよ。
ぼくらもだいぶ慣れてきたので、「現金はまったくない。カードでいいって言ったじゃん!」と応戦して、結局カードで払えましたが…運転も荒いし、やっぱりタクシーはいいことないなぁって痛感しました。
友達がオフィシャル乗り場で乗ったのに55ユーロの定額のところ、荷物が重かったから、と70ユーロ請求されたこともあり、空港からの移動も、Uberを強くお勧めします。
※若くて元気な人はバスを使ったらいいと思いますよ。シャルルドゴールから市内まで12ユーロくらいなので。
Uberってどんなシステム
Uberの素晴らしいところ3つ
Uberは、近くにいる暇な車を運転できる人にここまで乗せてよ、とお願いできるアプリです。携帯で使うんだけど、操作は簡単。ただ行き先を入れて、依頼ボタンを押せば迎えに来てくれます。とくに素晴らしいところは3つ。
①現金の受け渡しが全くない
Uberの会計は、アプリに登録したキャッシュカードから行います。現金の受け渡しがいらないので、無駄な両替・チップ・お釣りのごまかしなどはありません。
②ドライバーの質が悪くない
全てのドライバーは5段階で評価されています。迎えに来る人の評判が確認できるので、あまりに点数が低い人だったらキャンセルすることもできます*。4未満だといまいちなことも…
*配車を依頼して4分を経過するとキャンセル料が必要になります・初回の配車をキャンセルするとクーポンが無効になります
③行き先の指定にフランス語がいらない
フランスはもちろん、ポルトガルなどにもUberが来ていますが、現地の言語は使わずアプリ上で行き先の指定は完結します。もちろん、英語ができる人もいる*ので、パリのおすすめを聞くこともできるし、世間話は大歓迎。
*ドライバーの人が何語が話せるかはアプリに表示されるプロフィールに書いてあります。フランス語・英語・スペイン語あたりが話せる人が多いかも。
料金とチップのシステム
料金はカードで決済
料金はすべてクレジットカードから決済されます。現金は一円も必要ありません。なお、クレジットカードが限度額を超えた状態だと、配車ができません。
料金の変動あり
Uberはサージプライシングという料金体系を設定しています。朝の出勤時間・雨の日・夕方の帰宅時間・各種イベントのときなどは1.3~2倍くらいまで料金が変動します。
チップは降りてから
降車して、ドライバーの評価をしてからチップの支払いができます。基本の設定は1~3ユーロ。大荷物を丁寧にトランクへ入れてもらったり、雨の中ドアを開けに来てくれたり、感謝を伝えたいことがあればチップを渡しましょう。
クーポン
Uberは初めて使う人向けにクーポンを発行しています。ここからダウンロードすると、1500~2000円(2019年4月現在)のクーポンがもらえますが、このクーポンは日本専用です。
海外でしか使わない場合はAppStoreまたはGoogleplayストアからアプリをダウンロードしておいて、クーポンコード「wkz6h」を入力すると最初の乗車時に5~10ユーロの割引があります。
(最近は日本でも東京・神奈川の一部で使えるらしいですね)
※クーポンコードを入力するタイミングに気をつけてください。
注意点①:クーポンをユーロでもらうならユーロ圏で入力
日本で入力すると2,000円のクーポンコードが受け取れます。おお、ってことは8から16ユーロでお得じゃん!って思うじゃないですか、僕も思ってました、が、通貨の互換性はありません。
日本で使わない場合は、必ずパリで入力してください。空港内には必ず無料のWi-Fiが飛んでます。
注意点②:入力は最初のUberを依頼する前に
繰り返しますが「初めて使う人」むけのクーポンコードなので、配車を依頼して乗ってから入力しても意味がありません。パリに着いてUberを起動したら最初にクーポンコードを入力しましょう。
注意点③:最初の配車をキャンセルすると無効
最初のUberがなかなか来ないと不安だったりしますよね。でも、タクシーに乗るのにもけっこう待ちます。行き先を頑張って伝えないでも大丈夫なUberに乗れるので、少し待ちましょう。
もう一度書きますが、配車をキャンセルすると無効です。
オルリー・シャルルドゴール空港から市内のタクシー・Uber料金表
CDG→パリ左岸(南側) | CDG→パリ右岸(北側) | Orly→パリ左岸 (南側) | Orly→パリ右岸(北側) | |
Taxi | 55,00 € | 50,00 € | 30,00 € | 35,00 € |
Uber X (種類については後述) | 50,00 € | 45,00 € | 35,00 € | 40,00 € |
Chauffeur-privé | 45,00 € | 45,00 € | 40,00 € | 40,00 € |
LeBusDirect | 17,00 € | 17,00 € | – | 12,00 € |
RATP公共交通 | RER B : 10 € | RoissyBus : 11,5 € Bus 351: 6 € | RER : 10 euros | RER : 10 euros |
長らく割り増しやぼったくりを繰り返していたタクシーもようやく定額になりましたが、行き先を不安なく行けるUberが一番割安に感じます。
Chauffeur-privéもUberと同じタイプの配車アプリです。Uberと比べると台数も半分くらいなのか、配車までの時間が倍以上かかることが多いのでほとんど使ったことはありません。
Uberの種類:UberX/POP/Pool/Green/Berline/Vanの違い
- UberPool … POPのかわりに始まった乗り合いタイプ。15分乗って6ユーロくらい
- UberX … 通常のタクシーと同じ。15分乗って12ユーロくらい
- UberGreen … 100%クリーンエネルギーのUber。
UberXと値段は変わらないけど台数が少なく、待ち時間が長い - UberBerline … ハイヤータイプのUber。15分乗って20ユーロくらい
- UberVan … 6人まで乗れるバンタイプ。15分乗って20ユーロくらい
- UberPOP … 2017年に廃止された乗り合いタイプのUber
準備編:Uberアプリのインストール
アプリのインストールには電話番号とメールアドレス、クレジットカード番号が必要です。
フランスで電話が通じるかわかりませんし、日本でやってきちゃいましょう。
Uberをダウンロードする
携帯番号を入力→SMSで認証番号の送付→四桁の数字を入力
メールアドレスの入力→海外でのアカウントの引継ぎ用
名前をアルファベットで入力→個人情報扱いなどに同意
カード情報を追加
アプリにカード情報を記憶させるを選択
メール配信に同意して(しなくてもいい)終了
実践編①Uberアプリの使いかた
使い方は簡単です。Uberのアプリを開いて行き先を入力するだけ。
知人が住所間違えて入力したのか、同じ名前の変なところへ行っちゃったことあります。Citymapperで地図を見てからUberを起動すると確実。
【おすすめ】Citymapperで行き先を確認→Uberを起動する
Citymapperを起動
どこかへ行こうをタップ
行き先を入力(できればアルファベット、有名な施設はカタカナでもOK)
右矢印をタップ
Uberのアイコンをタップ
Book(予約する)をタップ
アプリがUberへ移動
Uberアプリが入っていれば、自動もしくはアプリを開きますか?という画面が出るので起動。
車種を選択
Uber Xが通常のタクシーと同じ。Poolは乗り合い、Berlineはハイヤーのような高級車です。
乗車場所を指定
自分のいる場所を指定します。僕は大通り沿いに指定することもありますが、現在地で大丈夫です。
↑ドライバーを探す画面
↑ドライバーが見つかると、あと何分か表示されます
※4分以上待たせると待機料金が発生します!
ナンバープレートを確認して、乗車
- ナンバープレートの下2桁を頼りにドライバーを探すとわかりやすいです
- 名前の確認をするので、「ボンジュール!セ・ユウイチロウ(名前)!」と伝えましょう
- 荷物が多い時は降りてきて、トランクに入れてくれます
目的地に到着したら降りる
アプリ上で到着したのを確認して、「メルシー」と伝えて降りましょう。基本的にはトランクも下ろしてくれます。
ドライバーの評価を送信
特に問題なければ星5つにしますが、悪い人だと1か2をつけています。
重い荷物を運んでくれたり、とてもいい気持ちで降車できたらチップを渡す画面で2ユーロくらいを送金することもあります。
Uberアプリから行き先を指定する
行き先を入力
行き先を選択
車種を選ぶ
Uber Xが通常のタクシーと同じ。Poolは乗り合い、Berlineはハイヤーのような高級車です。
乗車場所を指定
自分のいる場所を指定します。僕は大通り沿いに指定することもありますが、現在地で大丈夫です。
↑ドライバーを探す画面
↑ドライバーが見つかると、あと何分か表示されます
※4分以上待たせると待機料金が発生します!
ナンバープレートを確認して、乗車
- ナンバープレートの下2桁を頼りにドライバーを探すとわかりやすいです
- 名前の確認をするので、「ボンジュール!セ・ユウイチロウ(名前)!」と伝えましょう
- 荷物が多い時は降りてきて、トランクに入れてくれます(※お礼を現金で渡す必要はありません)
目的地に到着したら降りる
アプリ上で到着したのを確認して、「メルシー」と伝えて降りましょう。基本的にはトランクも下ろしてくれます。
ドライバーの評価を送信
特に問題なければ星5つにしますが、悪い人だと1か2をつけています。
重い荷物を運んでくれたり、とてもいい気持で降車できたらチップを渡す画面で2ユーロくらいを送金することもあります。
実践編:空港からUberを使うなら
シャルルドゴール空港のUber乗り場
シャルルドゴール空港の乗り場は2ヶ所。ターミナル1と2に1つずつありますが、ほとんどの航空会社はターミナル2なので1は気にしないでも大丈夫です。
ターミナル1:出発(Depature)フロアの8番ドア
一部のエールフランス、ルフトハンザ航空、ターキッシュエアラインズ、ユナイテッド航空などがターミナル1です。
出発フロアのスターバックスのあたりにno.8のドアがあります。
赤いピンのあたりですね。
ターミナル2:出発フロア2Eの5番ドア
JALやANA、エールフランスなどでも日本便はターミナル2到着が多いかもしれません。
ターミナル2からパリ市内へ向かうときの手順
一番多そうなターミナル2から市内へ向かう方法を写真付きで紹介しますね。もしわかりづらかったらTwitterやメッセージなどでお知らせください!
クーポンコードを入力
メニュー>支払いをタップ
プロモーションコードを入力をタップ
プロモーションコードwkz6hを入力
すぐにプロモーションコードが反映されます。
行き先を入力
行き先、ホテル名を入力します。
入力違いを防ぐため、一度Uberアプリを終了して、Citymapperから入力するのをお勧めします。
Uberアプリの場合はこのような手順です。
乗車場所を確認
空港の場合は乗車位置が決まっているので、自分で指定することはありません。
8と大きく書いたドアを出たところが乗車位置です(わからなければ、近くの制服着た人にこの写真指さして「WHERE?」とか「セ、ウ?」と聞きましょう。)
乗車場所の確認→ドライバーとマッチング開始
基本的にすぐ近くにドライバーがいるので配車はすぐ完了します。
ナンバープレートなどを確認し、乗車
空港なので、基本的にはスーツケースなどの荷物を入れてくれます。無理に自分で入れようとせずにお願いしちゃいましょう。(現金でチップを渡す必要はありません、感謝のしるしにチップを場合は乗車後にアプリより)
- ナンバープレートの下2桁を頼りにドライバーを探すとわかりやすいです
- 名前の確認をするので、「ボンジュール!セ・ユウイチロウ(名前)!」と伝えましょう
到着するのを待つだけ
待ち合わせをしているときはメッセンジャーやSMSで現在地を送ることができます。
リアルタイムの交通状況をもとに計算されているので、到着予定時刻はあまり狂いません。
目的地に到着したら降りる
アプリ上で到着したのを確認して、「メルシー」と伝えて降りましょう。基本的にはトランクも下ろしてくれます。
ドライバーの評価を送信
特に問題なければ星5つにしますが、悪い人だと1か2をつけています。
重い荷物を運んでくれたり、とてもいい気持で降車できたらチップを渡す画面で2ユーロくらいを送金することもあります。
オルリー空港のUber乗り場
オルリー空港もシャルルドゴール空港と乗り方は変わりません。
乗り場は西(Ouest)ターミナル・南(Sud)ターミナルに1つずつ。
南(Sud)ターミナルのUber乗車場
西(Ouest)ターミナルのUber乗車場
Uberの手配の仕方はシャルルドゴール空港と同じで
(初回の人はクーポンコードを入力→)行き先入力→待ち合わせ→乗車です。
ここからシャルルドゴール空港の手配手順に戻ってください。
おまけ UberEATSってパリでも流行ってる?
UberEATSもよく見かけます。ただ、個人的な印象ではDeliverooの方が対応しているお店の量が多い気がします。もし、フードデリバリーに興味あればぜひDeliverooの記事もどうぞ。
なお、ホテル宅配で化粧品やAmazon.frを手配する方はフランスの通販まとめ記事もぜひ。