奥さまの駐在が終わり、3年ぶりに日本に帰ることになりました。帰任に際して、お財布のひもを締めながら、フランスにいた経験を活かせるチャンスにするためにいろいろ調べています。
今日はまず、住宅関係から。主にフランスの解約・帰国引越し・日本の賃貸契約をどうぞ。
帰国前にフランスでやるべき解約手続き日本での携帯などのインフラ準備・帰国前後のタスク・買い物リストはそれぞれのリンクをどうぞ。そうそう、ブログを書いている方だとグーグルアドセンスの引っ越しも必要です。
フランス賃貸物件の解約:1~3カ月前から
家主・または管理会社への連絡:1カ月前まで
解約通知書類を3カ月前までに受領確認付きの書留郵便(Lettre recommandee avec reception)で郵送します。通常だと3カ月前に退去連絡をしないとペナルティらしいのですが、会社から「国外への退去に関する引越しという正式な仏文レター」を出してもらえれば一ヶ月で退去できます。
ちなみに解約通知書類の書き方がわからない場合は、解約の書留書類発送を代行するサービスもあります。一通8ユーロくらいでプリントアウトして書留発送までしてくれます。
役立つサイト:書留発送代行サービスresilier.com(フランス語)
※わが家は、退去連絡は奥さまの会社の人事の方に手配いただきます(会社規定次第)。
退去立会い:引越し当日
退去時には最終的な点検(Etat de Lieu)を経て返還される保証金が決まります。保証金と家賃の相殺はできません。(大学の頃に住んでいた京都のアパートは最終月の家賃を保証金でまかなってもらいましたが…)
うちの場合は会社が契約していて、退去時の精算も会社が担当してくれるので会社の人事の人・管理会社・われわれの3者の都合を合わせて退去立会い点検を行います。
家具家電付きの物件だったので、結構退去時が面倒。家具・家電から、お皿やフォークなどの生活用品などまで数を数えて、足りないもの・傷んでいるものについては容赦なく、しかも多めに請求されるのでどこまで傷つけたのか、知らないふりするかを確認しておきましょう。
※備え付け家具・家財の個数合わせ
IKEAのグラスをいくつか割っちゃったので、すでに多めに購入済み(笑)入居時のチェックしていた様子では、数だけでブランドは見てなかったので、IKEAで揃えてもバレづらいと思います。IKEAは通販できるけど納品まで一週間くらいかかるので早めに手配しましょう。
日本の住まい・家探し:2カ月前から
帰任に際して家を買う人もいるそうですが、わがやはどこに定住するか定かではありません。一軒家に住むのもいいねぇと話してましたが、まず、賃貸に住むことに。もし、住む場所を決めているならこの機会に購入を検討するのも良いでしょう。
2ヶ月前→物件探し
昔は蔵前に住んでいたのですが、最近は家賃も上がっているらしいです…奥さまの会社に一本で通えて、僕がブログ等で生計を建てられるまで、扶養に入りつつ支払える金額の物件を探しています。
とりあえず、ウェブで見つけた物件を奥さまと共有しながら、物件の相場観と物件に求めるポイントをすり合わせてます。うちの場合は、すっきりした間取りと広い窓、そしてキッチンかなぁ。
役立つサイト:一番大きな賃貸サイト
1ヶ月前~2週間前→下見→申込み
帰任前下見で1週間帰国します。下見の1週間前に気になった物件に内見申し込みを入れていきます。2日間で10軒くらい見てきます。
以前住んでいた蔵前の物件も僕一人で下見に行き、ビデオチャットで物件を決めたのでした。動画で物件を送ることができるの、本当に便利です。ちなみにこのときも2回×5軒くらいを回りました。この時、不動産屋を2・3軒くらいに絞っておけるといいですね。
問合せからの折り返しが早くて、メールがちゃんと交わせる人を選ぼうと思います。時差があるので連絡が取りづらいですし、契約に際してイレギュラーが多いので窓口が誰かは本当に大事。
審査から契約が一週間
この期間がドキドキです…下見の期間を延長できないし、2軒同時に審査とかできるんでしたっけ。駐在から帰国するときは前年給与の額面が大きく表示される*ので、信用力が強くなるという効果もありますよね(笑)
あ、このときに必要な所得証明書を奥さまの会社へ依頼し、たぶん保証人をお願いするであろう弟にも連絡しておかなきゃです。
*一般に赴任先給与と本国の給与を合わせると、これまでの給与よりも大きい額になるので賃貸の信用競争に勝ちやすい(前回はそれで同時申し込み3人の中から勝ち抜きました)
1週間前→契約
無事に契約を終えられたら申し込みして、いったんパリへ戻ります。パリで届け出関係、お土産購入、不用品の処分を済ませて、出来ればフランス旅行もしたいです(笑)
ちなみに契約に関して、どうしても間に合わなかったら弟に印鑑を預けて代筆してもらおうかとも思っています。どうしようもなければ、ですが…
入居
帰国して、翌日くらいには不動産屋さんと物件の引き渡し、翌日にトランクルームの家財道具運び入れ、という流れがいいですね。確か航空便の引っ越し荷物が届くまで1週間・船便が来るまで2カ月かかりました。
うちの場合の帰国荷物はだいたい本・洋服・食器なので、なくて困るものは少ないです。大事なのは収納する場所を確保しておく、ということですね。「片付く場所を明確にする」ってあのコンマリさんも言ってました。
引越し:1カ月前から
パリ→東京の引越し見積もり(日通さん):1カ月前
一ヶ月半後くらいに引っ越します。と、奥さまの会社経由で日通さんへ連絡が行き、下見・見積もり・日程の確認などが行われる予定。
会社規定で日通さんにお願いすることになってますが、何社かパリから日本への引越便やってますよね。主なところだと、クロネコヤマトと、トランスユーロさんかな。
役立つサイト:日通フランス・欧州ヤマト運輸・日本トランスユーロ
トランクルームにあるもの確認:1カ月前
トランクルームに入れちゃって、存在を忘れているものも多いので(笑)出国時に作ったリストを見直して、新居のレイアウトなどを検討します。ベッドが少し大きいサイズなので、ベッドカバーは買って帰る*予定。
*ベッドカバーはフランスの方が質のわりに安いです
ダブって持っているものは炊飯器くらいかな…冷蔵庫と洗濯機がカビてないか心配です。
帰国引越しでワインは運べる?
これ、すごく気になりますよね。どうやら持ち帰れるらしいのです。詳しくは日通さんと連絡した時に確認しますが、温度管理もして送ってくれるという噂です。50本くらいストックがあるので、持ち帰らない手はないのです(笑)
国内荷物の引っ越し:1カ月前
実家に預けてある大きなラグと弟に預けてある自転車を回収しなきゃなぁ…ラグは一度クリーニングに出してから使った方がいいかもですね。そういえば掛布団も…ラグは白洋舎・布団はイオンのカジタクかな…
役立つサイト:白洋舎ラグクリーニング・預かり保管も可能な布団宅配クリーニング【カジタク】
もし、日本の何処かに大量の荷物を預けていて、ご自身で移動の手配が必要だったら、
家財道具などの処分:1カ月前から
いつかは帰るから、ということで出来るだけ家財道具は増やしてないつもりですが、それでも必要なもの・不要なものの振り分けします。
パリで処分するもの・使えないもの
コミュニティ紙に帰国売りのお知らせを出したり、日本食スーパーに張り紙する人も多いようですが処分が必要なものはそれほど多くないので友人に引き取ってもらおうかな、と。
役立つサイト:ovni帰国売りページ・MixB売ります買います掲示板・海外bbs掲示板
日本では使えなさそうなもの
スチームアイロン・ホットカーペット・コーヒーミル・ミキサー
※高電圧・モーターが入っているものは変圧器を使わないと壊れやすい
日本では使いづらいもの
コートハンガー・ハンガーラック・ワイン棚(広い家なら大丈夫かな…)
置き忘れに注意するもの
家具付きの場合、空っぽにしないので忘れ物が発生しやすいです。サンフランシスコ駐在の時に色々忘れてきてるはず…
グラス・フォーク・皮むき器・コンセントプラグなど・スマート電球(hue)は要注意です。忘れそうなものチェックリスト作ろうかな。(それでも見るの忘れたりしますが…)
いよいよ
いよいよタスクリストを作ると、帰国するんだなぁという実感がわいてきます。この帰国をいいステップに。場所が変わるからこそできることが増やせるよう、書いていきますのでこれからもお楽しみにどうぞ。
レストラン記事などもちょこちょこ更新しております!