パリでお肉食べに行きたい、おしゃれで前菜から楽しめるお店を探してる?それならBRUTOSですね。コートドブッフの美味しいお店、というのでフランスの雑誌が取り上げていたお店。お店の人の雰囲気もすごくいいし、内装も素敵。もちろん料理も、とっても美味しかった。おすすめです。
お店の雰囲気・料理の特徴
お店の最寄りはSaint Ambroise(サンタンボワーズ)、初めての駅。駅からの道にはきれいな教会もあります。8番線だとChemin Vert(シュマンヴェール)の駅から10分くらい。
マレからちょっと東に外れたくらいの場所なので、東京でいうと池尻大橋くらいの感じでしょうか。適度におしゃれで、これからもっといいお店増えそう。BRUTOS並びのお店も素敵です。
料理はここ数年の流行、南米料理系でブラジル料理です。南米の料理は、パーっと明るく、すっきりしているけど香りが強い香草もガンガン使ってくる。アジア料理好きな人にはしっくりくると思う。タイ料理だけどバーベキューで肉たっぷり!みたいな感じ。
ろうそくをともしてくれるのもロマンチック。実はこのキャンドル、受け皿がないんだけど、この後どうなっていくのか心配ですよね(笑)
ちゃんとご飯を食べると、ラレレトゥールの1.5倍くらいの値段かな。でも、料理性が高くって、すごく満足できるはず。フランスらしい、熟成した味の濃いお肉を噛み締めながらワイン楽しみたいならこのお店がおすすめ。パリで食べられるコートドブッフの中ではかなり上位。ここかBIDOCHEかな。
ある初夏の日の料理
ホワイトアスパラのロースト マテ貝のタルタル
前菜のホワイトアスパラはマテ貝や紫玉ねぎ、コリアンダーやイタリアンパセリ、松の実なんかものせられてて、すごくそそる。あっさりとしたアスパラに貝を合わせるって発想は初めて。だいたいここは生ハムか卵の出番なんだけど、すごく楽しい。アスパラって緑っぽい味なので、貝とか青魚との相性もいいんですよね。
グリーンアスパラのソテー グリビッシュソース
グリーンアスパラも美味しかったなぁ、軽くグリルしたやつにグリビッシュソース(卵のタルタルソース)を添えてる。ディルとかエストラゴンみたいな華やかな香草を合わせているんだけど、それが美味しい。すごく軽いからあっという間に食べちゃって、奥さまがもう一皿食べたいって言って追加しました(笑)このときは僕はイタリアの方のシャルドネをもらってたかな…
コートドブッフ50日熟成 チュミチュリソース
メインでは50日熟成のコートドブッフと、アニョーのクレピネット。
アニョーのクレピネット
クレピネットはひき肉を網脂で包み込んで焼く、ハンバーグっぽいやつです。クレピネットは、うーん、それほどでもなかったんだけどコートドブッフが素晴らしく美味しい。50日程度熟成しているのでしっかり肉の風味が詰まってる。ラレレトゥールはソースが重いんだけど、このお店のチュミチュリソースは軽いし、いくらでもお肉食べられると思うくらい魅力的。
表面はガリっと焼き上がっていて、赤身のところや、脂身で感じる熟成香がめっちゃそそる。サービスの人おすすめの、グルナッシュとメルローの微発泡した赤ワインもらったんだけど、めっちゃ合ってた。このひと切れでワイン一杯いけるくらいの味の濃い肉、思い返すだけでも最高。
キャッサバ粉のローストも初めての経験で、不思議と食欲をそそる感じだったな。フレンチフライの揚げ具合も最高!
デザート:カイピリーニャのソルベ
デザートはソルベにしたんだけど、こちらはほどほど。パティシエさんがいるわけではなく、料理人が作っているデザートという感じ。カイピリーニャの組み合わせのデザート。組み合わせが面白くってさっぱりしてます。
お会計は3人で234€(78€/人)
そんなこんなで、3人で行って、前菜3皿・メイン3人分(仔羊+コートドブッフ二人前)、そしてデザート2つとコーヒー二つ。お会計は一人78€でした。
お店を出てみると、両隣のお店がまたにぎわっていて、元気だったらこっちでもう一杯行きたいけどまぁ、夜も遅かったのでこれにて解散。ごちそうさまでした。
先ほどのキャンドルはどんな感じに仕上がったのかと言うと…
気にしないタイプなんですね。パリっぽいというか、ブラジルっぽいというか、素敵です。
BRUTOS ブリュトス / コートドブッフが美味しいレストラン
5 Rue du Général Renault, 75011 Paris, フランス
+33 1 48 06 98 97
水~土 19時30分~23時00分 日 12時30分~15時30分 19時30分~22時00分 月火休み
最寄り メトロ⑨Metro Saint Ambroise徒歩3分 メトロ③Rue Saint-Maur徒歩4分