ペールラシェーズ墓地ちかくの「ソリレス」さんに行ってきました。
パリに来るまえ買った雑誌で読んで気になっていたのに、
家から二回乗り換えるということがハードルで(笑)行ってませんでした。
とてもいいお店でした。
なんでこの二年行ってなかったんだろう。
そうですよね、乗り換えを面倒くさがったからですよね。
ぱきっとしたマダムやお店の雰囲気も素敵ですし、
料理は日本人らしい繊細さで、しかるべき温度、味わい、思い出すと、もう。。。
お昼はランチコースがあり、前菜メインで22€、デザートまで頼むと27€だったかな。
今日の前菜はサーモンと豚から、メインはカツオと牛ハラミから
デザートは種類多く、クレームブリュレ・ブランマンジェ・チョコの温かいケーキ・もしくはチーズ。
僕は前菜が+8€で仔牛のタルタルにできるとのことで、そちらを。
メインは牛ハラミ、デザートはクレームブリュレという流れに。
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タルタルはビシソワーズ(ジャガイモのスープ)の中に。
上にキャビアが載っています。
仔牛のタルタル、海のものと合わせると美味しいですよね。
ゴマ油のような刺激と根セロリのような歯ごたえも感じ、動きがある贅沢なお皿でした。
牛ハラミはまさに横隔膜!肉ではあるものの、内臓の一部なので血の味が強いです。
味は濃いし、熱々の完璧なセニャン(ミディアムレア)でした。
付け合わせのジャガイモもGrenailleという小ジャガイモ。
なんともまぎらわしい名前です(Grenouilleだと蛙 笑)。
贅沢にバターを使ってソテーしたのか、塩分脂肪炭水化物の完璧なハーモニー!
このお店の土井原シェフはポールボキューズが長かったこともあり、
クレームブリュレはボキューズさんのレシピだそう。
かつて友達の結婚式で食べたものを思い出すなめらかでほろ苦いお皿でした。
一緒に行った彼がシェフの知人ということでおまけもしていただき
ワイン2杯と合わせたお会計が50€くらい。
パリでこの値段でこんないいもの食べられるところ、そうそうないです。
友達にすすめたいお店が増えました。
余談ですが、ソレリスというのは鶏肉の部位の名前です。
丸鶏をばらすとき、ちゃんと意識しないときれいに外せない場所、モモのつけ根のあたりです。
これを残すのは愚か者、Le Sot l’y Laisse = the ediot leave it という名はなんとも素敵ですよね。