いつも満足!日本語が通じるパリ最高のビストロ Les Enfants Rouges

フレンチ

今日はいつもお世話になっている人や、大切な友人を連れてってるお気に入りレストランをご紹介。レザンファンルージュは本当におすすめ。紹介した友達から、感謝のメールが来なかったことがありません(笑)

しかも火・水休みと変則的なのでほかのレストランが休みがちな日曜・月曜に予約が取れる電話(+33 01 48 87 80 61)やFacebookのメッセンジャー*でも日本語対応!と救世主過ぎる存在です。
*Messengerはオフィシャルの予約方法ではないので翌日返信くらい、急ぎのときは電話がいいと思います。ちなみにパリコレやゴールデンウィークなど日本人が多く来るときは早くから予約が埋まることも多いので気をつけてください。

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お店の場所は少しだけわかりづらいです

お店があるのは少し細い道。ちなみにすぐ近くにマルシェ・レザンファン・ルージュという屋内マルシェがあって、検索するとそっちが上に来ちゃうこともあります。

8番線のFilles du Calvaire駅から来るときは角にあるRechardというコーヒーショップを目印にしましょう。

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必ず美味しい Les Enfants Rouges

このお店、レザンファンルージュはスープストックの遠山さんが紹介していたのをきっかけに知り、フランスに越してから、ことあるたびに行っています。

パリで、常に美味しいレストランって少ないです。食材の質もいつも同じではないし頼んだ食材と別のものが納品されることもありますし。タコを頼んだのに、イカが来たり、サバを頼んだのに、アジが来たり、頼んでいないコートドブッフが納品されたり(笑)

「日本よりも食材の手配は難しいが、いいお客さんがいる。どちらをとるかはシェフ次第」と美食家のマダムが話していましたが本当にその通り…世界から美味しいものを食べに来る人がいる街だけど、日本のように信用できる流通網は発達してません…

でも、そんな中、こちらの篠塚シェフはいつも必ず美味しいものを出してくれます。こちらに来た友達を連れて行った回数は数知れず。フレンチ食べ過ぎて疲れていても大丈夫。レザンファンルージュのごはんなら食べられます。

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ある夏の日の昼ごはん

今日は日本から来たアパレル系の女の子を、パリに住んでいるお姉さんに紹介するランチ。ファッション系の仕事している人にはマレ地区という立地もありがたいですよね。買い物の前後に立ち寄れるから。

食前酒にフランス産の日本酒 Guishu

早く来すぎたので、先に何か飲もうかと思ってメニューをめくるとなんとフランス産の日本酒が。ちょうど着いたお姉さんと一緒に日本酒をいただきます。僕はドライな方、お姉さんが甘い方。

ドライな日本酒はワインに近いあっさりした飲み口。個人的にはもう少し強い方がいいけど、これくらいがフランス人に受けるかもしれません。

甘い方も少し味見。こちらはみりんみたいな味でした。ライムたっぷりのセビーチェやチョコレートなどと合わせても美味しそうです。

シャルキュトリーの盛り合わせも。フランスだと特に、ぴったりの時間に揃うことって少ないのでシャルキュトリーと一杯飲んで待っていることが多いです(笑)

シャルキュトリーは左から鴨ロース・チョリソー・ソシソンの三種類。どれも美味しかったなぁ。これだけでも一本飲める気がします。バターも美味しいんですよね、本当に。

と、飲んでいたら遅れてきた友達も登場。さっそく頼むことにしましょう。

アミューズはコーヒーとグリーンピース

アミューズはコーヒーのゼリーとプチポワ(グリーンピース)のムースにピマンデスペレッド(唐辛子)。豆同士だからか、意外と合います、不思議。

味の組み合わせはティラミスみたいな感じ。苦い素材と、クリーミーで甘みのあるムース。

スズキのマリネと柑橘とズッキーニのタルタル

僕は前菜にスズキのマリネをいただきました。月曜日は魚が入らないので魚を頼むのは勧めないのですが、このお店だったら頼めます。いい状態に熟成させているはずです。

*月曜に魚がいいのが入ったからおすすめ!って言われるお店では絶対頼みません。料理さんから直送してもらってるならともかく、そうでなければ一番最近でも土曜の朝入荷、三日目の魚です。魚の熟成技術はまだフランスは進んでない感じです。

柑橘とズッキーニのサラダと一緒に食べると、ちょうどいい感じに脂ののったスズキが美味しいです。添えられているソバの実が食感と香りのアクセント。

焼いたアボカドと合わせたり、薄く切ったズッキーニと食べたり、楽しいお皿です。途中でお酒がなくなったので、スズキからリードヴォーまでカバーできるワインをお願いしました。

ジュラのしっかりした白ワイン。

メインは篠塚シェフのスペシャリテ!リードヴォー

メインはシェフのスペシャリテ、リードヴォーが用意できる*と聞いたのでそちらを。リードヴォーって日本にあまり入らない食材で仔牛の胸腺です。成長期に他のリンパ組織に対して成長促進ホルモンを分泌する(といわれているが詳しくは明らかではない部位)

*リードヴォーはいつも選べるわけではなく、あっても追加料金が10ユーロくらいかかります。

いやー、美味しかったですね。リードヴォーってけっこう高い食材で、高級品として珍重されているのですが、あまりおいしいものを食べたことがありません。ゴムみたいだったり、火の通りが均一じゃなかったりするのです。

初夏のジロール茸と一緒にいただきました。このキノコも美味しいんです。滋味のかたまりというか、理想的なうまみのキノコ。

ちょうどいいくらいにおなかいっぱいです。

レザンファンルージュは、デザートまでくまなく美味しい

デザートはモモとミントのスープと自家製のバニラアイス(このバニラビーンズの量がすごいですよね!)上にのっているのはオレンジのチュイルです。あっさりしすぎず、少しマリネされたモモの酸味も美味しかった。ここはいつも、デザートまで美味しい。

話が合いそうだと思ったお二人が思った以上に盛り上がったのでコーヒーを頼みました。

クッキーまでおいしかったな、すごい。

すっかり長くなり3時半。お昼から3時間くらい話していたんですね、びっくり。いつも本当にありがとうございます。また来ます。

これまでにいただいた料理たち

2017/9



2019/1

Les Enfants Rouges レザンファンルージュ

9 Rue de Beauce, 75003 Paris

01 48 87 80 61

営業時間 12:00 – 14:00 / 19:00 – 22:00

火曜から木曜お昼が休み

日本語で予約できますし、サービスの方もみんな日本の方です

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